街へ
俺達は今アルフォンスの拠点があるらしいサヴジュ王国にある街、ミンミに行くために歩いているのだが…
そういえば、アルフォンスに鑑定使うのを忘れてた。
「アルフォンス君、鑑定を使ってもいいか?」
「え?いいですよ?」
じゃあ遠慮なく
名前 アルフォンス
種族 改造人間 LV13
性別 男
能力値
HP60/50
MP200/200
筋力 10
防御力 30
素早さ 50
魔力 250
スキル 鉄腕 機甲魔術 砲術
絆スキル なし
称号 ロマンの探求者 探索者
「…えっと、改造人間?」
「あぁこの腕の事です」
そう言ってアルフォンスが見せた右腕は銅のような色の機械だった
なんだそれ、カッコよすぎだろクソッ俺もあんなのが欲しかった。
「これをこうです」
すると右腕が変形し肘から先が銃になった。
「かっけえ…」
「わかりますか!?このロマンが!」
「わかる!めっちゃわかる!」
それから話を進めていくとどうやらこの銃は今よりずっと前の時代の物らしく魔力を籠めて撃つものらしい。
「いやぁまさか龍にこのロマンがわかる方がいたとは…世の中広いですねぇ…」
「そういえば、そんな武器を持っててなんであんな事になってたんだ?」
「お恥ずかしい限りですが…魔力が足りず、弾が鱗に弾かれてしまい、しかもそのタイミングで弾詰まりを起こしてしまって…」
「それは…ドンマイ」
そんなこんなで街に着き従魔証を発行して貰うために並ぶのだが…
「アルフォンス君この姿なら街にバレずに入り込めない?」
「無理ですね、絆の変化はとても結界に引っ掛かりやすく門番になら十中八九バレます。そもそもそのスキルは人の見た目に変化するだけのスキルなので、人を騙す目的に使えないのです」
「そっかぁ…面倒だなぁ」
従魔証の発行はとても時間がかかった、まず人に危害を加えないかの検査が行われ、本来の姿を見せるために移動し、専用のプレートを作るこの3つがとてつもなく時間がかかった。
「さっき姿を見せた時、なんであんなに監査員の人は落ち着いてたんだろうね、結構恐ろしい姿だと思ったんだけどね」
「それは前に英雄ゴロウ様が、フェンリルを連れて来たことがあるので慣れたのでしょう」
そいつ絶対転生者だろ、まず間違いなくケモミミハーレムを作っているに違いない、俺は絶対にそこに加わらないからな。
「次の方ー」
「あ、はーい」
「えーと冒険者の方ですね?それと…従魔…ドラゴン!?」
ざわ…ざわ…
「不味いぞアルフォンス君…これは…」
「えっともうよろしいでしょうか?」
「えっあっハイ」
「よし行くぞ」
最初から目立ちすぎたなぁ