表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/52

見てないです ①

 いつの間にか眠ってしまっていた。授業は退屈だし。


 誰もいない教室で大きなあくびをしながら帰りの身支度を整える事にした。



 学校に教科書は全部置いて帰るし、特にこれといって持ち帰るものもないのでカバンを手に持って終了なわけだ。


 俺の学生生活は華がなく終わりそうな気がする。きっと大人になって後悔するんだろうなこういうのって。

 憂鬱な気分になってきたので俺は帰ることにした。

 誰か起こしてくれてもいいんじゃないかと思うが、入学して一ヶ月で『不良』みたいな感じで見られてるんだよな。事実そういう行動しか取ってないしな。


 生徒会にでも入れば少しは良く見られたりしてな。

 


 誰もいない教室で空笑いしてみる。実に虚しい。だが今はこれでいいのだ。

 さて帰るか。



 ドアに手を掛けたとき誰かが走る去る音が聞こえた。聞かれてたか、まぁいい。

 今日はやけに落ち込むな。

 

 何度目の溜息か分からないが俺はドアを開けて下駄箱に向かった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ