私の誓い
私の親友は一人だけ。だけれどその親友にお邪魔虫がいることがわかった。
すぐに私は行動を起こそうと思った。だけれど私がそのことを知ったのは中三の春が終わり梅雨に本格的に突入する頃だった。
最初はみことと釣りあう男かどうか調べるだけのつもりだったがあの事件が起きたのはすぐの事だった。
当時テレビは新聞ネットでは大々的に取り上げられていた。男の少ないこの世界で男を殺すなど重罪なのだ。そんな事は一切起きなかったわけではないが評論家は三十年ぶりの大事件だと語っていたのも記憶に新しかった。
みこととその男は一切顔を合わせることは無かったが彼女には趣味が同じだと伝えられていたので会えるのを楽しみに少しばかり偏差値の高い学校だったので私と勉強をしていたのにあの日からいつも笑っていた笑顔が消えてしまったのだ。
私はみことが笑顔にするためにがんばった。
初めてだった私以外に魔法少女ミィを好きな人はいなくアニメやゲームが好きなんてクラスメイトはおしゃれしてメイクをして楽しんでいた。そんな中ミィの変身する際のアイテムに描かれたマークの缶バッジを付けた女の子がいたのだ。
それこそがみことですぐに私達は意気投合した。
そんなみことの悲しむ顔を見たくなかった私は必死に彼女と沢山いろんなことをした。夏に大きな同人即売会が開催された時に私は連れいていくと完成度の高いコスプレイヤーさんがいた。その人はミィのライバルで黒魔女シィの最終形態の格好をした人がいたのだ。私達はその人と会話をしていてミコトはコスプレに興味を抱き始めた。中二の頃にミィの展示会があった時にコスプレはしていたがこの人と出合ってからみことの腕が発揮された。
冬の同人即売会には二人でコスプレをしていた。みことは笑っていた。その日の帰り道に涙を流しながらみことが「ありがとう」と言ってくれたのだ。私の親友をここまで傷つけた男に私は許せなかった。
だから私は誓ったのだあの男は絶対に許さないと。
ついに一周年を迎えました。
もう少し晴れやかな話にする予定でしたがいつの間にか……。
すこし前にも言いましたが本当にブックマークがこんなにも入るとは思いもしてませんでした。
自分の好き勝手やっている作品を読んでくださって本当にありがとうございます。
もう少しできるだけ更新頻度を増やせるよう今年はがんばろうと思います。




