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もんもん

 先輩が叩かれてから既に三日が経っている。そもそも連絡手段がない俺からしてみれば校内を探す他無いわけで美兎会長に聞きにいくにもいろいろと誤解を招くため先輩と何処かで接触するいがいにあの日の後がどうなったか分からないわけで。

 つい先日から授業を半ば強制的に受けさせられているお陰で生徒会室に行くと毎回会長からのテスト攻撃に微力ながら成果を見せ始めていた。

 

 ただ今日は悶々としたこの気分をどうにかできない限り残り四限の授業など受けることすら難しいのかもしれないのだ。


 「ミスター聞いてますか?」


 英語担当の川原はチョークを投げつけた後にでこに当たり俺が前を向いたかと思えばそう聞いてくるのは少々意地悪すぎはしないかと思ってしまう。

 だが俺が授業をまともにやってるのもつい先日からでまだまだ不良というレッテルから逃げるなんて到底無理な気がする。だが俺はそれでいいと冴え思っているのも事実であるのだ。


 「先生頭が痛いので保健室行きます」


 「どうぞ」


 呆れた声で先生はドアの方を指差していた。


 この神タイミングに俺は先生に感謝をしなきゃいけないのかもしれない。

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