勇気付けられました
ついに最悪の日が来てしまった……時刻は既に25時を回っているつまり俺は未だに一睡できていない状況である。本来なら金曜の夜から合宿開始されるはずだったのだがどうやら手違いがあったらしく明日のお昼から集合らしい。
幸か不幸かどちらにせよ俺にとって地獄には変わりない気がする。
なぜ自分がこんなにも拒んでいるのか正直理由が見つからなかった。美兎会長は人当たりがよさそうだし生徒会メンバーもいい人たちそうなのだが……やはり俺にとってフィアンセというのは重く足枷のようについて回っているのかもしれない。それに未だに美羽会長をみると洲崎のことが頭に浮かんでくる。
ピロンと音がすると枕の横に置いてあったスマホの画面が光っていた。誰かから連絡が来たようだ。
「美兎会長と親睦を深める機会なんだからあんまり拒んでると後々大変だぞ
PSそれと私も興奮して寝れないから明日来る時さっぱり系のゼリー買ってね♪」
安い授業料だと思いながら洲崎には感謝しきれないな。
今はまだ気持ちを変えられるかどうかわからないけど俺も前向きに検討していこうと思う。
洲崎には「ぼちぼち健闘してみる」と返信しておいた。
もしも俺の相手が違う人ならば恋愛をしていたのだろうか――
今月は先月言っていた分と更に更新できなかった分をやっていけたらと思います。




