噂はすぐに広がる
今日が何曜日なのかさっぱり分からなくなっていた。曜日感覚ってのは案外簡単に分からなくなるみたいでなぜか普段会わない人に出会い特に喋る事も無く通学路の半分を歩ききっていた。
「最近怖い先輩に絡まれたって聞いたけど大丈夫なの?」
無言というとても分厚い壁を破ったのは光だった。
「いや……まぁ怖いというか女たらしの先輩かな」
「まさか――」
一瞬で状況を掴んだらしく呆れた顔だった。
「美兎先輩がいる限りは安心だけれどしっかりしてよね」
なにをしっかりしなくてはいけないのか分からないが正直俺としてはあの先輩に関して災難というだけであって特に害の無い存在なのでそっとしておいてもいいのではないかと考えているのだがどうにも学園内での評判は最悪らしい。
「それと明日からだからね」
すでに今日は金曜日長かった一週間も終わりそうだ。
お久しぶりですとあとがきに書くことが多くなってきました。
更新頻度に関して月一でこの分量で申し訳ありません、この一ヶ月まったく手を動かせずにいました。
この機会を逃したらまた二週間ほど更新できないと思い今日何とか更新しました。
次回更新は再来週になってしまうと思います、その頃になるとある程度楽になるので今月中に後一回来月に二回以上をめざして更新していきたいともいます。




