表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/52

BADタイミング

 いつもよりも30分早く目覚めていた。

 修学旅行ですらこんなに早く目覚めたことなどなかった。


 心臓は――早くはないが妙に耳まで響くようだ。

 俺に今できることなんてない、クソ、何も知らずになんて都合のいい事なんて何一つなかった。


 注意力が足りなかった。

 仕方がないのだ。


 だから俺は制服に腕を通し学校に向かった。

 朝食を食べなかった。


 お陰で妹にお化けでも見るような顔をされた。

 はぁ~


 溜息ばかりが出ている。

 家から学校まではバスで40分ほど移動し5分歩いた所で坂を上り桜並木を進んで校舎に入る。





 そうこうしている間に学校に到着した。

 ひどい顔をしているんだろう家から出たときから視線を感じる。

 昨日はあんまり休めなかったからな。


 「――すごい顔してるけどだいじょうぶ?」


 洲崎だった。

 なぜ会いたくない人物がこうして目の前にやってくるのだろうか。

 神はいたずら好きだと相場が決まってでもいるのだろうか。


 「話があるんだ、放課後あけておいてくれ」


 そういって俺はその場をなんとかごまかせたのか分からないが後にした。

 結局クラスも一緒だから意味も無いんだがな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ