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幼児期 第4話 家族を助けました

前回の能力の平均は流石に低いと思ったのでLV100ではなく一般兵の平均にしました。

あと創造神の加護のスキルの限界突破をやめて共有にしました。

ここはどこだ・・・?なんか俺意識を失ったあと、気づくと暗闇にいるのが普通になってきた気がする。


とりあえず周りを見てみるか。そう思って動こうとしたが、体が全く動かない。なんだこれ、金縛りか?体の感覚はあるにはあるのだが全く動ける気がしない。


神様と会う前にいた暗闇とは何かが違うようで、あの時にはなかった水の中にいるような浮遊感がある。


とりあえず出来ることもないから、俺は神様が言ってたとおり真理の魔眼でスキルを確認してみることにした。


真理の魔眼 世界の理を知る (嘘判断 鑑定)


確認してみると、真理の魔眼には鑑定の技能があったらしい。とりあえず俺のことを調べて見た。


クロト・ゼルム 0歳 胎児 20週目


てか俺胎児かよ。確か20週目あたりなら身体ができてきたぐらいだったはずだ。動けなくても納得がいく。まあそんな時期に意識がはっきりしているのは異常だと思うが神様がやったことだしなんとかなるだろ。と楽観的に考えていた。


そして、次になにをしようか考えていると、不意に体に違和感があることに気がついた。

体の中に何か変なモヤモヤした物がある感じだ。元の世界では体験したことがない感覚だった。


これが魔力か?俺は元の世界ではなかった物だと考えてこれを魔力だと考えることにした。


確か俺のスキルに魔纏技があったはずなのでこれが魔力かどうか確かめることにした。


魔纏技 体に魔力を纏うことで防御力と回復速度を上昇させる


とりあえずこのモヤモヤしたやつを体内で動かしてみる。お腹の真ん中あたりにあるモヤモヤした物を手の方に流していく感じだ。


何回か動かそうとしているうちやっと動かすことができた。しかしそれを続けていると、急に眠気に襲われた。俺は特にやることもないのでそのまま寝ることにした。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




そんな生活を続けているうちに、身体の一部だけではなく、血液のように身体の中で循環出来るようになった。今では常に魔力を循環させている。


実験の結果だが、確認してみると魔纏技のLVが5まで上がっていたし、魔力操作を覚えていたのでやはりこれが魔力だったらしい。


それと、しっかり確認したわけではないのだが、一回寝るごとに試せる回数が増えたような気がした。


そして、次の段階として魔力を体外に放出できるか確認してみる。


これはあっさりとできた、じっさい拍子抜けだ。魔力の循環が難しすぎたらしい。


まあとりあえずは、どれぐらい放出できるか確認するためにゆっくりと魔力で体を覆い少しづつ範囲を広げて行った。


するとすぐ横に何かがあることがわかった。真理の魔眼で確認してみると。


???・ゼルム 0歳 胎児 40週目 黒点病


???・・・どうゆうことだ?名前がないからか?それに俺の名字と同じってことは俺とこいつは双子なのか?


それと40週目になっているのを見ると俺は20週間も訓練を続けていたらしい。


そして一番の問題はあの病気だ。あれも鑑定で調べることができた。


黒点病 不治の病 回復方法不明 魔力が汚染されていき身体の表面に黒点が現れ体温が一気に上昇する。時間の経過と共に黒点が増え、だんだんと衰弱していく。


隣のやつと、よく確認してみると母親もこの病気にかかっており、ほとんど魔力がなくなりかけている。俺は状態異常耐性のおかげて発病しなかったみたいだ。


ただ隣のやつのことを考えるとトラウマが蘇ってくる。なにもできずにただ見てることしかできず、ただ俺の目の前で大切な物が壊されていく・・・・・・。


イヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだもう家族を失いたくはないせっかく幸せになれそうなんだ。こんなとこで終わりたくない。


俺のトラウマは相当強いみたいで意識がだんだんと薄れていく。


しかし今回はそんなこと言ってられない。俺に何ができるかわからない。だけど出来ることがあるなら試してみたい。あの時の俺とは違うのだから。


この病気は魔力の汚染だ。なら俺の魔力で汚染されたのを流して俺の体に止めればいい。俺ならスキルのおかげで感染しないはずだ。俺たちは母親の身体を経由して繋がっている。それなら俺の魔力を母親と俺と隣のやつの身体で循環させればいい。


治れと思いながら俺は魔力を循環させる。この20週間の訓練のおかげで問題なく循環出来る。


隣のやつの魔力が増えてきている。このままならいける。そう思った直後突然俺の体が重くなる。鑑定してみると俺にも黒点病の文字があった。俺のスキルでは発病を遅らせるだけで、完全に発病しないわけではなかったらしい。


失敗した。朦朧とした状態で俺はそう思ったが、母親や隣のやつを鑑定してみると黒点病の文字がほとんど消えていた。あと少し、文字とも呼べない縦線や横線があるだけだった。


俺はここで死んでもいい。そう思いながら重い体に鞭打って取り組んだ。途中何度も倒れそうになったがそんなの気にしない。


幸せになって欲しいと神様は言ってたが、しょうがない。俺に何かできることがあるのにそれをしなかったら俺はきっと幸せになれない。


それなら家族を救って死んだ方が俺らしい。俺は魔力を循環させ続けた。


二人の文字が完全に消えるのを見てから俺は闇に意識を落とした。





















お気に入りに登録してくださりありがとうごさい。

今週いっぱい学校でテストがあるので投稿できないかもしれません。 大変申し訳ありません。

来週からは大体、週3ぐらいで投稿できたらいいかなっと思っています。これからもよろしくお願いします。

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