四日目その二・・・クラッカー
どうしようか・・・部活なんて考えてなかったしなあ。入ろうかなあ・・・でも部費が・・・
「おはよ〜何考えてるの〜?」
「姉さんおはよう。いや、今日朝陸上部に勧誘されちゃって」
「へー、やるの?」
「部費が・・・」
「え?部費なんてないわよ?」
「へ!?」
姉さん曰く八雲学園は全部活動の部費は全部負担してくれるという太っ腹学校でした。入ってよかったと思えたやっと。
「じゃあ、入ろうかな」
「入っちゃえ入っちゃえ!アルマ運動できるしいいと思うよ」
「まあ、もうちょい考える」
今はまず、考えは後にして、朝飯作ろうと思ったけど幽香が作ってくれてました。意外です。
「暇だっただけよ」
「うん。けど、朝飯この量じゃ姉さん足りないからもうちょい作っといて」
「何言ってるの?これ全部幽々子のだけど?」
「わかってらっしゃる」
「伊達に幼馴染やってないわよ」
姉さんの朝飯作るの苦労するから助かった。
さああいつらを起こしに行かなきゃな。
リグルとさとりさんは一緒に寝ております。
どう起こすか。
「朝だから起きろ」
「やぁだぁ・・・・」
「幽香が怒るぞ?」
「起きる!」
リグルにはこれが効果覿面だね。さとりさんはどう起こそうか。揺すって起こそうと思ったけども嫌な予感がするし、セクハラ言われそうだからやらない。
「クラッカーいきまーす」
「やめてください」
「起きた」
殺気を感じて起きたそうです。
殺す気はない起こす気はあった。
しょうがないからクラッカーは幽香に使おう。
その後、家の中で可愛い悲鳴と恐怖の断末魔が響き渡ったのは言うまでもない。