二日目(木)・・・役員決め
良い朝ですと言いたいところですが、アルマにとっていい朝では無いようです。
「朝から何故リグルが俺のベットにいる?」
「スー・・・スー・・・」
「熟睡してるし・・・てか何故こんなに怪我してるんだよ」
「いたーい・・・・スー・・・」
寝言で痛いと言うほど大怪我をしているにもかかわらず熟睡するリグル。そして、起こそうか悩んでるアルマ。
「・・・幽香が原因だろうが何で?」
「アルマ〜?ご飯ま・・・」
「あ・・・えっと・・・これは・・・」
「お姉ちゃんは何も見てないからね?(ニコニコ」
「なんだその笑みは!てか勘違いしたまま行くんじゃねぇぇぇ!!」
朝から苦悩のアルマであった。
リグルが起きるのを待って朝食と弁当を作ったアルマは遅刻ギリギリに学院に着いた。弁当はリグルが作りました。
「朝からしんどい・・・」
「ごめんねアルマ」
「いや、リグルは悪くない。幽香が悪い」
「わたしはしらない」
幽香は自分は悪くないムード醸し出してるけど逃れられない証拠上がってるから無駄だと思う。
「なんでリグルこんなボロボロなんだよ」
「それはね。お姉ちゃんが『なんでお前だけ〜!!』って言ってポカポカしてきて仰け反ったら階段から落っこちちゃった」
「なにやってんだよ・・・」
簡単に言うと嫉妬だそうです。困ったものだ昔から変わらない子供っぷりだよ。
「幽香」
「ふん」
「なんで怒ったか知らんが八つ当たりする時は場所を選べ」
「してはいいのぜ?」
今日も平和である。
チャイムがなりみんな席についた。一時間目と二時間目は学活の時間だそうでまだ勉強の類はしないようです。
「では、今日は一時間目と二時間目を使って役員と係を決めてもらいます」
だそうです。係はまあ、教科連絡などの係や他日常的な何か。役員は委員長、副委員長、書記、会計と一般的なものです。
「会計・・・良さそうだな・・・」
「会計ってなにやるの?」
「予算の計算をする時を除き特に仕事はないです」
「・・・やろうかな」
会計は2人だそうで、それ以外は一人ずつで役員は決まりそれ以外は係だそうだ。
「じゃあアルマ君は会計ね。他には?」
「私やります」
この娘は古名寺さとりーー幻想郷の古明寺さとりのドッペルゲンガーであるーーと言うらしい。入学式の時はあまり印象なかったが意外と自己主張するんだな。
「さとりさんね?他にはいない?」
「はい!私やりたーい!」
「私も」
「リグルさんと幽香さんね。もういないわね?じゃあ三人は話し合いで決めてね」
思ったけどなんでこの三人は会計やろうと思ったんだろうか。非常に不思議である。
「私アルマと一緒がいい!」
「そんな理由で会計ならないでよ」
「お姉ちゃんもそうでしょう?」
「わ、私は別に・・・」
「先生俺決めていい?」
「いいわよ?」
アルマは気付いたこの2人に任せたらろくでもないことになると。
「じゃあさとりさんで」
「わ、私でいいんですか?」
「この2人よりはマシだ」
「うっ!」
「・・・・(しゅん」
幽香思った以上に落ち込んだなと思ったアルマであった。
(あとで、何かで償おう・・・)
そんなこんなで役員はこんな感じになった。
委員長:秋雨アリスーー魔理沙のお姉さん同い年。幻想郷のアリス・マーガトロイドのドッペルゲンガーであるーー
副委員長:忍冬椛ーー幻想郷の犬走椛のドッペルゲンガーであるーー
書記:射命丸文ーーこの学院に報道部を作った本人。幻想郷の射命丸文のドッペルゲンガーであるーー
会計はさっきの通り。
まあこんな感じで役員は決まりました。
さあこれからどうなることやら、楽しみです。