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一日目その四・・・お見舞い


入学式が終わり、それぞれが各教室に戻った。アルマ達のクラスでは担任の自己紹介が始まっている。


「皆さん初めまして。今年からこのクラスの担任を務めるパチュリー・ノーレッジです。よろしくお願いします」


パチュリー・ノーレッジーー幻想郷のパチュリー・ノーレッジのドッペルゲンガーであるーー頭が良さそうな先生だがこの人四年生である。

なぜ?気になったら聞くのが一番。


「先生質問」

「なんですか?アルマ君」

「なんで四年生のパチュリー先輩が先生してるんですか?」

「それはですね」


この学院はどうやら校長が適当だからという理由でパチュリー先輩が先生をしているわけではないらしい。

この学院の四年生以降は、三年生の時に受ける学年末テストで上位三位に入ったものが無条件で学院の先生になれる。

しかし、それ以下の順位の生徒でも試験を受ければなれるらしいが、この学院を卒業するまでは学院の生徒なので四年生でもあるというわけだ。

その学院のシステムに俺は少し感動と言うか、驚いている。


「なんか...すごいな。この学院」

「貴方は知らないでこの学院に入学をしたのですか?」

「俺は無理やりです」

「幽々子が入れたって噂は本当のようね」


噂と言うものは怖いですね。

そうして淡々と自己紹介が終わり、今日は早めの放課となる。

ゆゆ姉に帰っていても大丈夫と言われ、幽香と魔理沙の三人で帰宅中。

ゆゆ姉は校長と勉強会だと。成績が危ういって嘆いてたもんなぁ.....,


「なあアルマ!どこか遊びに行こうぜ!」

「はぁぁ?俺さん家に帰って寝たい」

「そんなんだから肌白いのよ」


幽香の一言にグサっ!と何かが刺さった気がする。


「幽香さん......気にしてること言わないで欲しいな。傷つくよ」

「そういえばアルマは部活に入るのか?」

「うーん......」


八雲学院の部活は陸上競技部、サッカー、野球、バスケ、空手、オカルト、美術、吹奏楽、報道がある。

しかし、その中でも陸上部は部員数が一人。廃部の危機に陥っているそうだ。


「まあ、考え中かな」

「ふーん......幽香は?」

「私はアルマが入る部活のマネージャーになろうかしら」

「はぁぁ?どうせならリグルの方がうれしいんだけど」


その後リグルが...(以下略

そうだ。リグルって風邪引いてたんだ。


「リグルのお見舞い行かなきゃな」

「そうだったぜ。じゃあ今から幽香の家に行こう!」

「へ?まあ、別にいいけど」


幽香の家は俺の家の裏にある。小さい頃からよく遊んでいた。

というか、俺の部屋の窓から幽香の部屋の窓と行き来できるため、しょっちゅう侵入されていた。

幽香の家に入りいうこと...


「邪魔しまーす」

「じゃあ帰って」

「おかえりなさい!お姉ちゃん!アルマと魔理沙もいらっしゃい!」


元気良く出迎えてくれたのはパジャマ姿のリグルだった。

リグルは幽香と同じ髪の色をしているが身長とむーーいややめておこうーーの大きさは全然違う。

ぱっと見て高校生には見えない。がんばって中学生。


「ようリグル。大丈夫そうだな」

「うん!軽い風邪だったんだけどお姉ちゃんに凄く止められて」

「へぇ〜?優しいお姉ちゃんだな〜?」

「リ、リグル!余計なこと言うな!」

「えへへ、ごめんなさい」

「幽香顔赤いぜ」


幽香の家で世間話などをしながら一時間が経ち魔理沙は家の事情で帰って行った。


「俺もそろそろかえんねえと」

「えー!どうせならご飯食べて行きなよ!」

「でも、姉さんのご飯作っておかないと」

「じゃあ、幽々子お姉ちゃんも呼べばいいよ!」

「いいのか?」

「うん!じゃあ、私作って来るね?」


そう言ってリグルはキッチンに走って行った。アルマも携帯で幽々子にメールをし幽香とゲームをしていた。


「く......く...!!」

「幽香さぁん?もうちょっと手加減するかぁい?」

「ふ、ふん!そんなのいらないわよ!」


幽香は十戦中一回も勝ててない。

俺はかなり手加減をして戦っているーー必殺技禁止やアイテム使用禁止などーー

ぶっちゃけ俺の得意ジャンルだから、余裕。

でも、俺もそこまで鬼じゃない。


「お前の得意なゲームで勝負してやってもいいぜ?」

「自信満々ね。なら負けた方が勝った相手の言うことを聞く、て言うのはどう?」

「面白そうじゃねえか。それで?何のゲームをやるんだ?」

「マリ○カートよ」


それで結果というと、余裕でアルマが負けました。


「なん..........だと......?」

「ふふふ...じゃあ、一つだけ言うことを聞いてもらうわよ?」

「くっ......!」


くそ...何されるかわかったもんじゃない。

できれば痛くないのがいいなぁ。


「まだ、言わないわ。」

「はぁぁ?」

「いいじゃない。いつ言っても」

「わかったよ......」

「お姉ちゃーん!アルマー!ご飯できたよー!」


ゲームが終わりちょうどご飯も出来た様で、ご飯を並べていると幽々子もちょうど来たので、皆で仲良くいただきました。

とても美味しかったです。今日はとても有意義だったな。

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