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一日目その二・・・新クラス

実際のところアルマと幽々子は校長室に呼ばれております。第一の理由遅刻。第二の理由アルマに対しての注意。


「今年から共学になったんだけど、この学院に入学した男子学生って非常に少ないのよねぇ。一クラスに三、四人ってところかしら?で、アルマ君のクラスには男はあなただけなのよねえ」

「マジで......?」


この軽い口調の人は現校長であり、この学院の三年生。八雲紫ーー幻想郷の八雲紫のドッペルゲンガーであるーー校長先生です。若いです。


「ですのでセクハラはしないように」

「しないから!」

「大丈夫よ、アルマはそうゆう子じゃないから」


そうゆゆ姉が言うと校長は、あなたがそう言うなら、と言って俺の方に視線を移し口を動かした。


「じゃあ、アルマ君は自分のクラスに行っても構わないわ。けど、もうすぐ入学式だから急いでね?」

「はい!」


元気のいい返事をし、アルマは自分の教室に走って行った。幽々子も乗じて帰ろうしたが紫に捕まった。


「幽々子?次、遅刻したら一週間この部屋の掃除当番だからね?」

「はい......」


幽々子の返事は弱々しかった。



この学院の生徒数は意外に少なく約二百人程度で、一学年四十人ずつである。ーーこの学院は五年間の生活であるーー故に一学年二クラスしかない。


「こんちわー!」


元気良く挨拶をして教室に入るとすぐ近くの席にいた女の子が反応した。


「あ!アルマだ!」

「よぉ、魔理沙!」


この娘は秋雨魔理沙ーー幻想郷の霧雨魔理沙ドッペルゲンガーであるーーアルマの幼馴染の一人で、金髪の女の子。男勝りで喋り方もどこか男の子。


「にしても......本当に女しかいない」

「当たり前だぜ。元々女学校だったんだから」

「なんで俺だけ一人............?」




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