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七日目その一・・・朝ラン

半年ぶりかな...?


まだ濃霧が残る薄暗い早朝。

少し肌寒い空気に体を震わせてベッドから起き上がり、運動着に着替える。

部屋を出るとバッタリ椛さんと鉢合わせた。運動着に着替えてるが...朝ランか?


「おはよう椛さん」

「おはようございます。アルマさんもこれからランニングですか?」

「ああ、一緒に行くか?」

「いいんですか! 是非!」


こうして、二人で朝ランをする事となった。

玄関を開け家から出ると春といえどやはり早朝だからか肌寒い。

軽く準備運動をしてから俺と椛さんはランニングを始めた。





△▼△





ランニングを始めてから一時間。軽く走って朝からいい汗をかいた。と、言いたかったのだが...途中でムキになってしまい競争する形になって...はい。俺ら二人、異常な量の汗をダラダラと流しております...早くシャワーを浴びたい...


「はぁ...はぁ...しんど...」

「ふ...ふふ! ア、アルマさん...へばってるんですか?」

「お、お前の方が...へばってる...だろ......!」


二人で息を切らしながら煽りあっているがどっちも疲れ切ってます。

ヨロヨロと千鳥足かのように朝ランを終えて家に帰るとリビングで幽香がテレビを見ていた。


「あら、おはようって...朝ランしてたのよね?」


俺たちの異常な汗の量を見て首を傾げる幽香さん。


「あ、ああ...」

「どうすればそうなるのよ」

「ちょ、ちょっとムキになっちゃいました...」


呆れた...と呟き、シャワーを浴びるように促されてしまった。

先に椛さんに入ってもらい俺は軽くタオルで汗を拭いて幽香の隣に座った。


「ふわぁぁ....ツッカれたぁ〜」

「朝から何してんのよ...汗臭い」

「うるさいなぁ〜...捻挫したお前に言われたくない...ふあぁ......眠い...」


疲れたせいか、まだ早朝のため眠気が残ってたのか、睡魔が襲ってきた。重い瞼を頑張って開けて眠りにつかないように耐える。

それに気づいたのか、幽香がクスッと笑う。

ジトッと見つめると頭に手を置かれ、グイッと引っ張り幽香の太ももの上に寝かされた。


「な、なんだよ...」

「ふふ...少し寝ていいわよ」

「あ、汗かいてるからいいよ...!」

「気にしないわよ。ほら...」


頭を優しく撫でる。少し冷たい手が火照った体にはひんやりとして気持ちいい。幽香の膝枕って言い方があれだが、柔らかくて睡魔を強くする...。

お言葉に甘えて寝ようか...な...。


「シャワーいいです...よ?」

「ごめんなさい。今ちょうど寝ちゃった」

「あらら......気持ちよさそうにしてますね」

「そうね。寝顔はこんなに可愛いのに」

「そうですね」


気持ち良さそうに寝息を立てるアルマを見て眠気を誘われたのか椛は大きなあくびをする。


「私も少し寝ようかな...」

「私のベッドで寝ていいわよ?」

「じゃあ...お借りします...」


眠そうに椛は幽香の部屋へと歩いて行った。

二人っきりになったリビングはアルマの寝息とテレビの音だけが聞こえていた。

子供を寝かせるように頭を優しく撫でる幽香は優しく微笑んでいた。






更新が遅くなりがちで申し訳ありません...

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