曖昧な妹(後編)
沙那子「おじゃましてま~す」
英武「・・・ほんとにいるとは。」
女子部員「ほらお座り、志戸サマ専用の王様ソファーだよ」
英武「完全馬鹿にされてるだろ俺・・」
女子部員「英武くんこういうタイプが好みなんだね、
あたしら所詮肉奴隷としか見られてなかったなんて・・」
沙那子「志戸くんって入学したばかりなのに・・もう王様やってるんですか・・」
英武「知らん、気付いたらなんとなくこんな待遇になってた」
沙那子「なんか怖いなぁ・・」
女子部員「あんたこの子に惚れたんでしょ。さあ、告白しろ英武」
英武「なんなんだそれ・・大体なんで俺が惚れてるって・・」
女子部員「さあ、はやく付き合ってくださいって言ってあげなよ」
英武「・・。つーか昼飯食わさせろよ、昼休み終わるだろ」
女子部員「食べ終わったらデザート用意してるからね!」
英武「あんたら昼もおやつ食ってんのかよ・・
糖尿になるぞ」
女子部員「なにじじくせーこと言ってんのよあたしたち育ち盛りじゃないの沢山食べないとー」
英武「しかもまたケーキかよ。毎日クリスマス気分かお前らは・・贅沢すぎんだろ。」
沙那子「わぁーすごいね軽音部って・・
あたしも入ろうかなーピアノ結構できるし使ってもらえないかなー」
女子部員「無理よ。来年うちの高校に入学できたらねーw」
英武「? どういうこと?」
女子部員「だってこの子志戸くんの妹だし中学生だもん☆」
英武「・・・」
女子部員「あのねえ・・冷静に考えてみて。こんなに似てる別人がいるわけないでしょうが」
英武「だ・・だって・・。。なんでうちの制服着てここに来れるんだよ・・」
女子部員「枝沢監督が愛昧ちゃんの学校に許可もらってここに来たんだと思う(笑)」
英武「なんじゃそら!!?何者なんだあの人は!!(汗)」
女子部員「あ、来た来た」
瞬治「おはよう諸君!!盛り上がってるな! 英武君軽音部の居心地はどうかね?気に入ってくれたかな?」
英武「いったいどういうことですか・・これ・・」
瞬冶「そうだな・・簡潔に言うと君は・・・次期日本を背負う指導者になる特別な存在なんだわ・・
おねがい、色々とあんま深く追求しないで、我々の業務上色々とめんどくさいことになるからさ・・」
英武「に・・日本(汗)」
瞬冶「でもそれだけスケールデカいものが背景にあることはわかるでしょ?
じゃあ証拠に校長つれてきてもいいし」
英武「・・(汗)
・・と、とりあえずお腹すいたんで・・そろそろ飯くわせてください・・。」