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瞬く現  作者: 神戸院花徒
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当てにならない記憶

膨大な妹と母の昨日までの記憶はあるが

死んだ母親と姉の記憶なんてどう思い出そうとしても

微塵もうかんでこない。

おそらく家族がおかしくなってる時点で

きっとこの世界は俺の記憶と一致するわけがないということがわかる。

携帯やインターネットを

見ても、まるで俺のものでもない。

なんというか性癖まで違うことがうかがえる(汗)

父さんについてはまだ帰ってこないので確認していない。

少なくとも俺は父さんをパパとは呼ばないわけで・・

できれば今日は会いたくない(汗)

そして自分の顔も、鏡を見ると

微妙に違う気がする・・

俺、髪質もこんなにテンパじゃないし。

ただこの変わりはてた世界の時間は

まぎれもなく過去でも未来でもない。

俺が今まで記憶にある日付を刻んでいる。

ようするに今俺がこの世界の違和感を人々に叫べば

確実に精神病院行きだろうか・・。

いや、もうすでにこの状況の時点で

行くしか選択枝しかないか・・(汗)

というかどう違うかすら説明しようがない。

変わったという証拠を証明できないわけで・・。

ロマンチックでもなんでもなく。

まるでキツネにつままれたような嫌な気分だ。

すべてが信用できない。

寝て目覚めると何かがまた変わるような気がして

安心してリラックスできず、今夜は気持ちよく寝れそうにない。

部屋には見覚えのない趣味・装飾、配置・・

何が変わってるかどうかを調べるという問題ではない・・

持ち帰ったカバンを開けても中身が違う・・。

下校中くらいに

世界が変わったのか。

ていうか世界のほうが変わってないと

俺自信が壊れてることになるわけで・・。

とりあえず、今夜は寝るべきか寝ないべきか・・

どうしようか。

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