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妹、語る

ミライとセッカが帰ってきた翌日、アンリは依頼に夜遅く行って居なかった。

まだ通っていない学校に入るラン。


「やほー!遊びに来た………あり?」

「!ランか」


校門を抜けたところで、見知って顔が居てランは止まった。

姉と親友と、パーティーを組んでいるアストリッドが居たのだ。


「アストか、依頼行ってなかったんだ」

「用事があってな、今日は遠慮させてもらった。ランはどうした」

「遊びに来た!遊ぶだけならゆうぐ使って良いって!」

「そう言えばここはそうだったな」


アストリッドが見守る中、校庭の隅に置いてある遊具に座るラン、心配なのかアストリッドはその側に寄った。


「サラは?」

「親と遊びに行った、だから今日はひとりだ」

「ふぅん………」


寂しくないらしい、そこは少しアンリに似てきたとアストリッドは内心思う。

ランがアンリのような性格になったら、はっきり言って困る。

そう思いつつランを眺めていて……


「アストは姉ちゃんの事がすきなのか?」


ランの爆弾発言に思考が一気に現実に引き戻された。

固まったアストリッドを見て、首を傾げるラン


「………セストか?」

「!エスパーなのかアストは、ナンデワカッタ!」

「何で最後はカタコトなんだ………」

ーセスト、後で殺す。


アストリッドがそう思っているとは知らず、続けるラン。


「姉ちゃんもアストのことすきだぞ、セストもだ」

「………俺が行きたいのは、その一歩先なんだけどな」

「?」

「子供はわからなくて良い……ラン、アンリの事は好きか」

「すきだ!でもたまには遊んで欲しいな」

「そうなのか?」


アストリッドの言葉に頷くラン。

そして何故か急に指を折り数え始めた。


「姉ちゃんと祭りに行ったり、探険したり、海にも行きたいな」

「………如何にもフラグが立ちそうな遊びだな」

「アストとセストもいて、サラもいて、私は幸せ者だ」


笑いながらランは言った。

アンリのような性格にはなって欲しくはないが、あの前向きさは姉妹共通のようだ、安心した。


「後イヴァルのギルドに入って、皆と冒険したい」

「………そうか、ランがどんなジョブになるのか今から楽しみだな」

「任せろ、大物釣り上げてあげる」

「誰に習った」

「セ」

「分かった、後で首を絞めておく」


そして一人遊び始めたランを見つつ、校舎の方へと歩くアストリッド。

向かったのは、職員が住む寄宿舎だった。

ノックし、中に入る。


「先生」

「おっ?時間通りに来たな……ほれ、頼まれてたもん」


恩師から封筒を渡される。

中身は、数枚の紙だった。


「いやぁ、俺の背中見て育ったからな、嬉しいぜ」

「50分くらい黙ってて下さい」

「50分も!?」


紙の内容を確認して、微笑するアストリッド。

その内容は、教員応募要項だった。

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