彼と彼女
少年……セストに連れられ、町の中心部から離れることになった。
やっと手が離され、セストはアンリを笑って見た。
「その背中のガキって、お前のこどもぅい!?」
「首の据わってない赤ん坊が居るのに走らないでくれるかしら」
※危ないのでよい子は真似をしないで下さい。
セストの背中を蹴り、アンリは息を付いた。
「ってて……お前の名前は?」
「しぶといわね……アンリよ」
「ふーん、って事は俺の家の宿に泊まるのか?」
「まだ決まってはいないけれど、このままの流れならそうなるわね」
「へー!俺の周り、女子いないから新鮮だな!」
へらへらと笑うセストに、アンリは背筋が凍る感覚を感じた。
こんなにも話が通じない人種は初めてだ。この世の中にはこんな人種が存在していたらしい、こちらも新鮮な気分だった。
「でそのガキは?」
「妹よ、ランって言うの」
「ランか!で、アンリもギルド登録してるんだろ?」
「も……ってことは、貴方もしてるの」
「おう。ほら、俺のギルドカード」
胸元のポケットからセストはギルドカードを取り出し、アンリに見せた。
冒険者ギルド所属 : セスト・ウイングス
出身 : クリスタ
職 : [投擲者]
能力 : 《炎月》
: 《四重奏》
: 《交渉》
: 《市場把握》
: 《瞬足》
ー……。
「貴方、冒険者ギルドより商人になった方があってるんじゃないの?」
「って言われてもな……家が店の奴って大体こんな感じだぞ?」
「商売人って嫌ね、で、何で私を巻き込んだの?」
「偶々」
……アンリの手に自然と力が入った。
それに気付かないのか、ギルドカードをしまい、
「実はよ、俺の友達と依頼受ける約束してるんだよ……あいつが忘れてなければだけどな」
「パーティーを誰かと組んでるの?」
「おぉ、アストリッドって言うんだ。俺は長いからアストって呼んでるけどな」
「俺の噂か?趣味が悪いな」
「おう……うおっ!?」
いつの間にか、背後に青髪の少年が立っていた。
恐らく彼が、アストリッドだ。
と、アンリを見たアストリッドと目があった。
「悪いな俺のつれが、俺はアストリッド・サストル、宜しく」
眠くて凄い誤字脱字を連発していた件について




