第11話 ネッ友
しばらく沈黙していた。
「.....わからない。」
「.......」
「何をしたいのかなぜ皆んなと会いたいのかわからない。」
「でも、みんなと話す中でだんだんとみんなと会いたくなった。」
「だからここに来た。」
「そうか。」
「なら、何をしたいのかを一緒に探そう。」
「....!!」
「そのために俺たちは集まるんだから。」
「.....ありがとう。」
「それでさ。」
「なんだ?」
「仙って刀を持ってるんだね。」
「ああ。」
「コイツは俺の相棒だ。」
「そうなんだ....」
「というか刀持ってていいの?」
「銃刀法違反にならない?」
「大丈夫だ。」
「俺は総合学校に通っていてな。」
「だから刀を持ち歩いていても処罰されることはない。」
「裏を返せばそれって危険だよね。」
「.......」
「だって総合学校や魔法学校バトル育成学校の人ならいつでもどこでも武器を持ってていい。」
「そんな特権があるならもしわるい人が武器を持ってしたらいけない事をしたら....」
「確かにな。」
「その意見を完全に否定する事は出来ない。」
「実際そんな事件はあるからな。」
「.....じゃあそんな時どうしてるの?」
「止める。」
「.......!」
「なんとしてもな。」
「そいつが暴走しているのは教師だけの問題じゃない。」
「俺たち生徒の問題でもある。」
「だからみんなで絶対に止める。」
「もし、止まらなかったら?」
「やむを得ないだろう。」
「.......」
ピロンッと通知音が鳴った。
「着いたぞ!」
「あれ?3駅くらい前の駅じゃなかったの?」
「おう!だから遅れないように走って来た!」
「脳筋だなぁw」
「え....ちょっと待ってくれ。」
「一番遅いのは僕か?」
「YES」
「ごめん。もうすぐで着くから待ってて。」
「あいよ!」
「なんでもマートに入ったぞ!」
「手振ってる。」
俺は手を振った。
すると大柄の男がこっちに来た。
「いたいた!」
「初めましてだな!」
「ああ。」
「うん。」
「まずは自己紹介をしよう!」
「それはあいつが来てからな。」
「確かに....その方がいいな!」
(脳筋だな....)
ピロンッ
通知が来た。
「着いたよ。」
「手を振ってる。」
俺はまた手を振った。
するとメガネをかけた男が近づいて来た。
「ごめん。遅れた。」
「そんなのいいだよ!」
「ああ。俺たちがはや過ぎただけだから。」
「謝る必要ない。」
「ありがとう。」
「それじゃあ!自己紹介と行くか!」
「まずは俺から!」
「強羅力。」
「能力はビルドアップ!」
「よろしくな!」
「私は白狼結衣。」
「能力は氷。」
「よろしく。」
「俺の名前は高島仙。」
「能力は不明。」
「よろしく頼む。」
「僕は知考式。」
「能力は計算。」
「よろしく。」
という事でネッ友たちと集合が完了したのであった。