Gerychanは挨拶が苦手
今日は入学式だ。
ああ、とても緊張するなー
あっ!皆さんどうもこんにちは!
僕は下痢の妖精Gerychanだよ!
訳在ってウン高校に潜入捜査することになりました!
皆さん!宜しくお願い致しますゲリ!
Gerychan、無事に任務を遂行できるかなぁ?
初めての学校、初めての教室。
Gerychanは初めての体験が沢山!
入学式で初対面のお友達と仲良くなれるかな?
ーーーガラガラガラ。
Gerychanが教室の扉を開いて中に入ると
中には既に数人の同級生が居ました!
僕は一番後ろの席の真ん中らへんの席が指定されていました!
あーっ!僕の左の席が埋まってる!
ど、どうしよう。話しかけてみようかな...?
Gerychanは迷っていました。
今まで下痢しかしてこなかったGerychanは
会話の話題が下痢しか無いのです!
「ん?何だお前。新入りか?」
おーっと、Gerychan。早速隣の人に話しかけられました。
Gerychanは人気者なんですね。
「あっ、えっと、お、お名前は...?」
「ん?俺の名前か?俺は血便。気軽にケツ・ベンのケツと呼んでくれ。」
「えっと、血便のケツ君だね。よろし...」
「うわあああ!!!!」
「ん?お前、どうしたんだ。」
「顔が血便みたいに赤いぞ、病気か?」
「ちょっ、ちょっとトイレ!!!」
Gerychanはお友達を置いてトイレへ駆け込んでしまいました。
一体何があったのかな?
Gerychanの個室を覗いてみましょう。
「アアーッ!!!」
「ンアーッ!!!」
「ンアーッアーン!!!」
ん?Gerychan、どうしちゃったのかな?
お腹を押さえて便器の上で踏ん張っています。
それでも、排泄物の落水音は聞こえてこない。
一体何があったんだろう。
Gerychanに聞いてみましょう!
Gerychan!!!そんなにお腹を押さえてどうしたんだー!?!?
ごめんなさい...
僕、挨拶をすると緊張しちゃって
お腹とケツアナが緩むことを
すっかり忘れていたんだ。
あそこで最後まで挨拶をしていたら
今頃どうなってしまったんだろう...。
Gerychanは青ざめます。
それでもウンコは茶色です。
というか、Gerychan、肝心の実が出て無くないかー?
うっ...ごめんなさい。
僕、全然ウンコが出ない体質なんだ。
妖精の森に居た頃は
下痢だけで家を下痢没させることで有名で
下痢山のゲリーチャンと呼ばれていたよ。
でもそれもこの学校に来て克服できると思っていたのに。
まさか入学式も始まる前に下痢をしてしまいそうになるなんて
僕はプロスパイの下痢失格だ...。
だ、大丈夫だよ。Gerychan。
まだ血便のケツ君には
君が下痢体質だってことはバレていない。
まだ、全然お友達になれるチャンスはあるよ。
そ、そうだよね。
ありがとう!
Gerychanは勇気づけられました。
素早くトイレットペーパーで
ケツアナに染みていた下痢汁を掬い取り
下痢をトイレの下水道へと流しました。
「アリガトウンコ!」
ああーっと、Gerychanのいつもの癖が出てしまいました...。
排泄物をトイレに流す時も
Gerychanはウンコに敬意を欠かしません。
お友達の前では言わないように気を付けてね...Gerychan。
Gerychanは教室のお友達の血便のケツ君に
もう一度話しかけるつもりみたいです。
仲良くできるのかな?
「あ、あの、ケツ君。」
「さっきは急に逃げちゃってごめん。」
「ちょっと電話が鳴ってて、急用だったんだ。」
Gerychanのいつもの冗談です。
ウン汁ジョークはGerychanの常套句。
自分のお腹も騙してきた彼に死角はありません。
「そうか、ならしゃーねーな。」
「ところで、俺はまだお前の名前を知らねぇな。」
「てめぇの名前を教えやがれウンカス。」
ど、どうしよう。
自己紹介を求められたGerychan。
どうやって下痢を回避する?
「ぼ、僕はチンチン王国から来た、ゲリーチャン三世。貴族さ。」
「な、何だと。」
「お前、貴族だったのか。」
「少し失礼な態度を取ってしまったようですまない。」
「まあまあ、ケツ君も頑張っている方じゃないかな(笑)」
立場が上になると、調子に乗ってしまうのは、Gerychanの悪い所です。
これだから、揚げ足を取られてしまうのですよ。Gerychan。
「というかお前、貴族ってことは魔法が使えるのか?」
「ま、魔法?」
「魔法には三段階ランクがあるよな。」
「三番星の水尿、二番星の血尿、一番星の糖尿病だ。」
「お前は一体どのランクに位置しているんだ?」
な、何だってー!
適当に法螺を吹いたGerychanに魔法が使えるわけないだろー!
Gerychan大ピンチです!
一体どうするんだ?Gerychan。
「あー、そんな事か。」
「いいだろう、特別にお前だけに見せてやる。」
「イクぞ!!!俺の魔法!!!」
「下痢汁フィーバー!三連!」
「な、何だと。」
「あいつ、上級魔法の下痢汁フィーバーを無詠唱で三連だと?!?!」
「こんな逸材がこの学校にも入学しているのか...。」
「俺、自信なくしちまうぜ...。」
「フンっ。」
Gerychnはケツアナから最後の下痢汁を一滴搾り取ってから
お気に入りのウンコの形が印刷されたウンコパンツを履き直した。
Gerychanの魔法の性で、教室は下痢まみれだ。
「貴方たち!!!一体何をしているのです!!!」
「あっ、あの人は!!!」
「この教室の担任でもありデカマランキング第三位の」
「ウンチッチ伯爵?!?!」
「ヤバいぞ、ゲリーチャン三世。どうするんだよ。」
と、オシッコフィーバー中島が言った。
な、なんだと。
デカマランキング第三位だと。
そのランキングの基準はよく知らないが、
とにかく強そうなやつがやってきてしまった。どうしようか。
「あらあら、この教室の有様は何です。」
「一体誰がこのような惨事を引き起こしたのですか?」
「この私めに教えてくださいまし。」
「う、ウンチッチ先生。」
「ゲリーチャン三世が、見せしめだと言って」
「上級魔法の下痢汁フィーバーを使用しました。」
と、あだ名カウパーの先走り汁が口を割ってしまった。
「なるほど、貴方が下痢汁フィーバーを使ったのですね。」
「教室を汚くしたとはいえ、そのケツアナを絞る技術には賛辞を送りたい。」
「貴方はとても優秀な学生のようだ。」
「ウ、ウンチッチ先生...!」
Gerychanのケツアナからは下痢が出ていた。
もう、Gerychanの下痢は隠す必要が無いのだ。
「みんな!見てくれ!」
「ケツアナから下痢を出すぞ!!!」
この話は、後の学校の伝説となった。
ゲリーチャン三世はその後、国王ウンコースギルに技術を評価され
国王の護衛として一生を終える。
その話はまた別のお話...。