計1ゴールド トレジャーハンターの僕
トレジャーハンターとは
賑わう商店街の中で石と石がぶつかる様な音がする
「コレと、コレと、コレね、えぇっと‥計180マッタンだよ、ご苦労さん
それにしても坊や、ちっこいクセしてなかなかじゃないか、」
「坊やで悪かったな、おっちゃん」
トレジャーハンター
それは世界各地に潜む財宝を探し求め手に入れる職業
いや、僕だってなれる様なもんだ、職業かどうかも怪しい
世界各地にある財宝は、売れば金になる
しかし盗賊や海賊とは違いトレジャーハンターは、トレジャーハンター会の運営する、買取施設
ナグモグに預け、ショートという、なんて言うかお金の代々物の様な物に変換してそれを換金する
因みに1マッタンは大体1000円ぐらいだから今日の収入は18万だ。
僕は今14歳、十分なんじゃないか?うーん…ちょっと微妙かも
この制度は財宝だけでなく技術をまとめた書物や便利道具、いわゆるモータズを売った場合にも
ほぼ同じ様に適用される。
僕の親は元々モータズの技術者であったのも有り、基礎ぐらいは齧ってる
僕の目指すところは、あの世界一のトレジャーハンター、レイブック.ローブウェンを超える事
彼は12歳という若さ、いや幼さでトレジャーハンターになり、14歳にもなる頃のは最高2ゴールドも稼いでいた。
因みにショートには、三段階のグレードがあり、マッタン、ゴールド、ローブ
1000マッタンで1ゴールド、50ゴールドで1ローブとなっている。
つまり日本円に換算すると1ゴールド1200000円!うひょー!
っていうか世間では僕みたいなのは、技術者上がりになるから、トレジャーハンターの数の数え方に慣れてない
元々トレジャーハンターは昔、まだ人類が太陽系を外れてコロニーを作り始めた頃
地球の人間が殆ど宇宙に移住したせいで地球が空き空きの状態になり、それを良いことに行き過ぎたテクノロジーの遺品を隠す、場所に成り下がった。
しかし、大きな戦争の後、地球に逃げ延びた人達が、先人の知恵を借りようと、オーバーテクノロジーを今になって
探し回っているって感じだ。
先祖様の地球に隠すってのはその場しのぎ過ぎたんだな、
まぁその技術のおかげで、モータズが作られ、その職で食っていってる人がいる訳で
社会って怖いね。
話は脱線したけど、地球にずっと残ってた人たちのいたわけで、数え方も違いが出てきてるって話