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名前などない「僕」の詩集

アナタの心は黒色ですか?

作者: 僕

心に色があるとしたら


僕の心は黒色だ


知人の成功を喜べない


僕が成功していないから


知り合いの幸せを喜べない


僕が幸せではないから


友人に彼女ができたが、僕は素直に祝福できない


友人の彼女は、可愛いくて素敵な人だったから


悔しい


羨ましい


妬ましい


……こんな感情を抱くのだから、僕の心は黒色だ


黒色の心を、表に出してはいけない


バレてはならない


悟られてはならない


黒色の心を隠しながら、僕は今日も生きていく


でもね、僕は思うんだ


黒色の心を隠し持っているのは


――僕だけじゃないはずだと


だから僕は、アナタに聞いてみたい




アナタの心は黒色ですか?




アナタの心が黒色だとしても


それは悪いことじゃないよ


人として、当然の感情だよ


自分を責めなくていいからね?



 

心が黒色ではない、アナタへ


アナタはとても綺麗な心の色をしているね


僕から言えるのは、それだけだよ


ただ、もしも心が黒色になったときは


――僕の言葉を思いだしてね



 

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― 新着の感想 ―
[良い点] 作者さまの色は、少なくともこの詩に表れている色彩は決して黒色ではないと思います。 もっともっと優しい印象です。 「黒色の心を、表に出してはいけない」ということですから、ひょっとするとこの詩…
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