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凪の始まり  作者: 樹本 茂
8月 リリィさんと海(前編)
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12 雅さんの解説

リリィさんは千絵ちゃんとことりちゃんのテーブルでお喋りしているというより、千絵ちゃんが我慢できずに連れ去って行ったのだが、そんなリリィさんを遠く見ながら、料理を食べていると、雅さんが赤い顔して俺の隣のリリィさんが座っていた椅子に座り、


「店長、あの子、どうするつもりなの?」


「どうするって、何の事よ?」


「あんた、節か? 節穴か? 見て見なよ、あの子のあんたを見る目。女の目じゃないか。あんな目を女にさせて、どう責任取る気よ?」


はあ? 何言ってんだこの人。


「いくつなの?」


「12」


「馬鹿じゃないの? あんたヨ」


いや、店長だから。


「28」


「16歳か……どうにかなるかな……あの子が40であんたが56……毎日は無理だな……」


何の心配だよ。


「まあ、でもあと何年かは我慢だね。刑事罰はシャレにならないよ。え? まさか、もう……」


どっかいけ、酔っ払い!



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