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4 可愛いリリィさん2
席は会場の入口で、くじ引きで決めるのだが、リリィさんは俺の隣に座らせた。いくら何でも知らない奴らの周りに置いておくわけにもいかないだろう。
テーブルは丸テーブルで8人座れる。白いテーブルクロスの上には、お皿やらグラスやら並んでいて同じテーブルに先に雅さんがいた。
「あれ? 今日はお子さんは?」
「もうね、中三にもなるとお母さんと一緒はいやなんだって」
そうなんだね。まあそんな感じだろうな。既に、勝手にテーブルの上にあるビール瓶を開けて手酌でやっつけ始める雅さんは、俺の隣にいた完ロリに視線を移すと、
「可愛いお嬢ちゃんね。ケンちゃんが欲しかったら、あたしを倒していきな!」
いきなり喧嘩腰だ。
「うそだよ~」
変に絡むなよ。ボケ!




