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凪の始まり  作者: 樹本 茂
2015年5月 凪の始まり(前編)
350/387

33 2015年5月 33

そこには、白地の長袖の、襟元が黒で白い三本線が入ったセーラー服と膝丈の黒いスカートをはいて学校のバックを持った女子高生が佇んでいた。


背中までの長い髪が、防波堤を吹き抜けるまだ少し冷たい東北の風に時折揺られ、耳元辺りを右手で軽く押さえた、俺の良く知る、一日たりとも忘れた事の無かった、来るはずが無いと理解していた彼女が……


リリィさんが、間違いなく……


リリィさんが俺を見つめ唇を噛みしめて、目に涙をためて立っていた。

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