表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
凪の始まり  作者: 樹本 茂
3月 卒業
307/387

29 別離5

地震が発生したその日から、福島第一原発の周囲では避難指示が出されて、それは時間を追うごとに範囲を広げ、放射線量の数字も刹那的にあり得ない数字を計測することが繰り返し起こっていた。


原発事故は相当に酷い事になっているらしい。


精確な情報などなにも無い。飛び交うヘリコプターの音だけが遠方の発電所の深刻さを感じられたが、国道には既に遠くへ避難しようという車で大渋滞が出来ていた。


俺は、延々と望遠レンズで映し出されている発電所の光景をテレビの生中継で見ていた。


電気が復旧して付けたテレビが最初に映したのは、膨大な数の津波の犠牲者の数と、福島第一原発の今と、深刻さが、深刻さを伝えたがらない政府の会見だった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ