表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
凪の始まり  作者: 樹本 茂
2月 みんなのたたかい
257/387

12 みんなのたたかい3

その日はついにやって来た。いずれ来るだろうと、このまま済むはずが無いだろうと、現場を預からる私は肌で感じていた。絶対にこのまま何事もないように、時間が、時が流れるはずがないと思っていた。それと同時に私自信がやるべきことだと、私以外それが出来るものはいないと思っていた。


だけど、それは、私が思っていた、感じていたよりも、直ぐにやって来た。


今にして思えば、いつもざわつくクラスの子たちが昨日の6時間目のあたりでは、全員が私に厳しい視線を送っていた。もう、あの時点で、彼ら彼女らは決心していたのだ。絶対に、目的をやり抜くと。だからこそ出たあの視線だったのだ。


その日……

六年一組児童が全員欠席した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ