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凪の始まり  作者: 樹本 茂
12月 健太郎は人を愛せない
188/387

3 昔の俺2

当時、俺が、店長だったオーナーに与えられた仕事は、店の掃除だった。部屋、外回りの掃除から始まった。今にして思えば、随分と楽な仕事だったが正味4年以上、家の中で、食べ物と本を買いに行く以外は、自分の部屋で陰々鬱々としていた俺には、かなりの重労働だったし、いきなりの大人の世界に戸惑いを感じていた。


そう、大人の世界だった。


さっきまで、楽しくお話しをしていたキャストのお姉さんが仕事になると、部屋の外まで……廊下を歩いているだけで聞こえてくる妖艶な喘ぎ声を出しているのが聞こえてきて……とにかく大人の世界で戸惑うばかりだった。


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