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18 乙女の秘密
六畳ほどの畳の部屋の真ん中に厚めの敷き布団一枚と羽毛かな?軽そうな掛布団と白いシーツに枕が置いてあって、その布団の頭の方、壁際に、服を入れるカゴがある、それだけの部屋。入って右の壁は外の景色が塀越しに見えて、その窓の上の方に免許状が壁に額に入ってかかっていた。
このおじさんも佐藤さんっていうんだ。
ま、どこにでもある苗字だからね。
「はい、お待たせしました」
けんたろーが、言われた通りに布団に横になって、マッサージを受けだした。私はけんたろーの顔が見たいので、見える方へと移動し、体育座りして部屋の壁にもたれ見ていた。
けんたろーが、何か言っている。声に出さず口パクで………………ぱんつ?………………けんたろーは、あきらかにそう言っている。………………あ!見えてるか?体育すわり+ミニスカの低い位置からのけんたろー視線には、もろに見えていたか、乙女の秘密を大好きなけんたろーに捧げてしまった。
いや言ってる場合ではない。座り直した。




