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23 未海さん1
今日も推しロリは休みだった。
「ねえ、リリィさん? 未海さんは何で休みなの?」
「知らないわよ」
俺と杜氏君と完ロリと三人で下校中なのだが、少し気になったので推しロリと仲がいいと言っていた完ロリに聞いてみたのだが、にべもない。
「未海ちゃんの事、気になるの?」
「そりゃ、一週間も休みだからさ、ちょっと気になるよ」
「ふ~ん、そうなんだ」
そう言いながら、リリィさんの家へと続く、学校からの下り坂の終わりのいつもの分かれ道に差し掛かった時、リリィさんは、
「ちょっと、お話あるから、私んちに行こう」
そう言って、手招きしている。杜氏君は塾があるとやらで、そのまま街へと向かって帰宅していった。
「どうしたの?」
「未海ちゃんの事……私、多分、もしかしたらなんだけど……」
一緒に歩く、赤いランドセルを背負い黄色の帽子をかぶり学校指定の半そで、短パンの、どう見てもコスプレ完ロリが俺に言い辛そうに潤んだ目で見ている。




