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聖⇔魔学園  作者: zinnto
剣魔武技大会、準備期間
25/49

第25話

大会12日目剣術、武術第1試合


時は少し戻り、ヒュージの試合


相手は2年6組ペルージャ


ペルージャの印象はひょろ長く、良くここまで勝ってこれた、との印象だ、そして【トン…トン…トン…トン…】と、軽く片足でジャンプし独特なリズムでスッテップを刻んでいる。


それに対しヒュージは前回と同じく、腰を落とすだけの構え。


審判の『はじめ!』の声と同時に【トン】との音と同時にペルージャはフッと姿が消えた、と同時にヒュージの後ろに姿を現すと同時に2発殴る。


ヒュージは背中に2発もらい、慌てて前転して追撃を入れられないように立て直そうとするが、既にそこにはペルージャが立っており下から蹴りを放つ寸前だった。


ヒュージは即、腕をクロスに防御態勢を取るとそこに蹴りが入る、それはガードしたが同時に横からも蹴りが頭に入った。


横に1mほど吹っ飛ばされるが、腕を突いて倒れるのを防ぎつつ片手側転で着地し、ペルージャを探すと蹴りの後、追撃をせずにその場に立っていた。


「思っていたほどではないな。」


ペルージャが話しかけてくる。


「ペルージャ先輩のスピードは目を見張る物が有るが、攻撃力は高くないな。」


「なら、これから本気を出すしかないな。「身体強化、魔力アーマー」」」


魔力アーマーによりペルージャの身体に魔力で生成された鎧をまとう。


「ならこちらも、「魔闘気40%」」


ヒュージに魔闘気が全身を覆う。


両者睨み合いペルージャはさっきと同じく、【トン…トン…トン…トン…】と、独特なリズムでスッテップを刻んでいる、それに対しヒュージはユラユラと身体を揺らす、そして最初に動いたのはヒュージだった。


ペルージャは5発殴りにかかるが、ヒュージの身体を透き抜ける。


今度はヒュージが1発殴りかかるが【トン】との音と同時に姿を消す。


そしてさっきと同じようにヒュージの後ろに姿を現し2発殴りにかかるが、ユラユラ揺れるヒュージの身体をすり抜けた。


その時何処からともなくペルージャの顔面にパンチが入った。


「ぐ!」


だがペルージャの目には背を向けたヒュージしか見えなかった。


さらに数発魔力アーマーに殴られた衝撃が入る。


訳の分からなくなったペルージャは四方八方に手を(攻撃)出すが何も触れた感触もない。


その時背を向けていたヒュージの姿がスゥーと消えていくと同図に。


「魔撃掌」


と耳に入ったと同時に魔力アーマーの胸の部分に波の衝撃が入った。


【パリンンンンン!】


魔力アーマーが砕ける音と同時に胸に衝撃の波が襲う。


その衝撃が全身を駆け巡ると同時に残っていた全身の魔力アーマーも壊れていき、その場で崩れるように倒れた。


倒れたペルージャを確認した審判が「勝負あり、勝者ヒュージ!」と宣言した。

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