23話
新年明けましておめでとう御座います。
本年もよろしくお願いいたします。
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1~10日まで行われていた大会は、これから1日交替で休みと大会が執り行われる。
剣魔武技大会11日目(大会はお休み、島中はお祭りで賑わっている。)
某所に数人が集まっていた。
ジン「最終確認をする、まずはベンガ、準備は完了しているか?他の気になることが有るか?」
ベンガ「すべて完了しております、ただ両国の応援兵が解毒剤を大量に購入していると報告が上がってきております。」
ジン「まさか情報が漏れたのではあるまいな?」
シンジ「それに付いてご報告が有ります、現在両兵共に風土病が蔓延しているとの事、ここに居る皆様が手配した方からも解毒薬の調合依頼が有り完了しております。」
ジン「こちらの風土病被害の連絡はあったが、応援の兵もか。」
シンジ「はい、毎年外から来た者は水が合わないのか、腹痛と下痢の症状が出ます、その為毎年この時期は解毒剤が多く出ます、今年はこの計画もあるため、いつもより多く出ておりますが。」
ジン「分かった、ただ警戒はしておいた方が良いな。」
シンジ「私の方でもう少し情報を集めてみます、何かあれば直ぐに報告いたします。」
ジン「頼む、ベンガ他には?」
ベンガ「特に有りません。」
ジン「シンジ、他に何か報告有るか?」
シンジ「特に有りません。」
ジン「ニュンは何か有るか?」
ニュン「準備は完了してるわ、ただ…ヒュージとジュデが中心になって何か企んでいる様子ね、明細はまだ分かってないわ。」
ジン「出来るだけ報告してくれるか?」
ニュン「良いけど…今日の2人の動きも報告必要?」
ジン「あるなら。」
ニュン「ヒュージは聖女と王女に連れまわされているわ、あの勢いだと部屋に連れ込まれそうな勢いね。ジュデはフィンとトレーニングをしてるわ、フィンがボケ倒してるからそのフォローをしてるわね、以上よ。」
ジン「・・・そうゆう事じゃない・・・ハァ…次はビュジとユン、頼む。」
ユン「問題ない、これからは能力も開放して戦える、例え勇者相手でも勝てる。」
ビュジ「問題ねーよ、あんなぼちゃん相手にならねーよ。」
ジン「2人共大した自身だな。」
ビュジ「ベンガに依頼していた剣が手に入ったからな~。」
ユン「同じく良い剣を探して貰えたから。」
ベンガ「お二人の依頼に合う剣を探すのに苦労しました、ですがいい物を納品できたと自負しております。」
ジン「そうか、奴らの本来の剣は封印されているからな、他にないか?」
ユン「後は当日を待つだけだぜ。」
ビュジ「こちらもです。」
ジン「では、解散、当日の成功を祈る。」
それぞれ元の場所に戻っていく、各々野望を抱いて。
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その頃ヒュージは、ピンチを迎えていた。
ヒュージ「ちょっと2人共!待って!嫌、冷静になれ!」
キュリー「待てません!」
リン「いたって冷静ですわよ!」
今、キャリーとリンにベットに押し倒され目がギンギンになっている。
(こ、こ、こ、こ、こ、これ!貞操の危機!マズイ!マズイ!マズイ!マズイ!食われる!!嫌!捕食される!!!絞り殺される!!!!!)
キャリー「今日は寝かせない。」
リン「全て絞って差し上げますわ!」
服を脱いでいく2人。
ヒュージ「止めてくれ~~~~~~~!」
全力で2人を振り解いて部屋から全速力で逃げ出した。
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その頃ジュデは。
フィン「ねえ、ねえ、お使いのお礼してくれなきゃヤダ。」
ジュデ「お、おう。」
ジュデはお礼として頭を撫でてやる。
フィン「ふにゃ~」
撫でる手を止めると。
フィン「もっとして~」
仕方なく撫でるが、ただし街の通りで撫でているので、とても恥ずかしい。
ジュデ「恥ずかしいのだがもういいか?」
フィン「まだ~後1時間ほど撫でて~」
仕方なく撫でるが、すれ違う人達に微笑ましい笑顔で見られていた。