第11話
1年7組
エルフのフィン
3大美女の最後の一人
とにかく元気で明るい性格でいつもニコニコとしてて、体を動かすのが大好きな、まさに元気溌剌の言葉が似あう女性だ。
容姿は金髪のショートカットで、もちろん耳が長く、。きつめの顔だが性格の良さで友達が多く、彼女の周りはいつも賑やかだ。
体系は胸はAでペッタンだが、それ以外はとても魅力的な体をしている。
とある休日の朝。
「八百屋のおじさん、おはよー。」
「おはよ、フィンちゃん」
「あら、おはよう。」
「おはよーおばちゃん。」
休みの日になると決まって、彼女はランニングをしながら、街中で大きな声で挨拶をしていく。
その為、町でも彼女は有名だが、ただ走るのが目的ではない。
ある人が同じくランニングをしていて、彼に会いたいが為に走っている。
「ジュ~~~~デ~~~~~!」
走る勢いのまま飛込み、ジュデに抱き付く。
いつもフィンはジュデを見付けると、飛び込んで抱き付きに行く。
一度ジュデは飛び込んできた彼女を躱した事があるが、顔面スライディングをし、鼻血を出してもニコニコしながら、飛び込んで抱き付いてきた、それ以来危険なので躱さず受け止めている。
「おはようフェン。」
「おはよージュデ。」
「何度もお願いしてるのだが、飛び付いて来るのは危ないから止めてほしい。」
「イ・ヤ・で・す~、勇者とエルフは結ばれる運命ですから、ジュデが私の想いに答えてくれないと。」
そう、彼女は勇者とエルフが結ばれる恋愛物の本が超大好きで、自分もそう成れると思い込んでいる。
故にジュデに猛アタックしているのだ。
「あ、いや、俺は・・・」
「知ってるよ~、キュリーでしょ、だけどあの子ヒュージに首っ丈でしょ。」
「グフ!」
「それどころか、多分ジュデに苦手意識持ってるかと~」
「ガハ!」
痛いとこ突いてくる。
「ってことで~これから買い物に付き合って~」
ジュデの手首を捕まえて、グイグイと引っ張り歩いて行く。
「へ?ちょ、意味わからん。」
いつもこんな感じなのでジュデも諦めて一緒に歩き出す。
着いた店は服屋だ、しかも女性専門の。
「おい、ここは俺にはハードルが高い。」
「いいじゃん、服選んで~」
またグイグイ引っ張り、店の中に入る。
目に入ってくるのは色とりどりの服と下着、それと『何でここに男が?』ちの厳しい視線。
「ねえ、ねえ、これなんてどう?」
俺の手首を離した後、ピンクのブラを手に持ち、胸に当て似合う?とアピールしてきた。
「ちょ、お前!」
(そのブラは可愛いが、カップが合ってないぞ。)とは言えず、慌てて目を反らし、逃げる為身体を返すと、後ろから「あ~逃げる~」と声が聞こえたので「向の喫茶店で待ってるよ。」と言い店外に逃げる。
店外に出ると喫茶店の前に3人の男がいる、その三人は、俺に気が付いたとたん、一人は走って町中に、残り二人は喫茶店に入っていった。
俺は少し怪しいと思いながら喫茶店に入る。
喫茶店でコーヒーを飲みながら時間潰しをしてると、さっき走って行った男が女性を連れて来た。
その男は、その女性に何度も頭を下げている、何か頼んでいるようだ。
女性は大きくため息をしてから服屋の中に入る、男はそれを見届けて喫茶店に入りさっきまで一緒にいた二人の元に戻った。
しばらくすると、さっきの女性が出てきた、すると三人の男達が慌てて外に出ていく。
そこにフェンが店から出てきた。
出てきたのを確認後席を立ち支払いに行く。
支払いしてる時に窓からあの三人がフェンに話し掛けているのが見える、先に出てきた女は少し離れて見てる。
慌てて外に出ると、男達の一人がこちらを見て。
「おい、早くしろ!」
すると、フェンの腕を掴み無理矢理引っ張って連れて行こうとする。
「キャー!痛い!止めて!」
俺は一瞬でフェンの腕を掴んでいる奴の腕を掴んだ。
「何やってるんだ!嫌がってるぞ!」
腕を掴んだ奴が殴って来るが、相手をアッパーカットで顎を打ち抜くと【バキ!】2mほど体が浮き地面に倒れた。
「クソ!」
それを見ていた2人はナイフを出しこちらに向けてきた、フェンを庇う様にナイフの前に立つ。
「カッコつけっやがって!」
1人が俺を刺す為突進してくる、それをストレートパンチで顔面を打ち抜くと、【バン!】殴った相手はその場で、体か上下反対に回転し地面に落ちた。
すかさず残り一人のナイフを下から蹴り飛ばし【カツ】、上げた足で頭を踵落としで地面に倒す【ガツ!】
「うそ!・・・私はこの子が出てくるタイミングを教えろって頼まれただけだから!」
と言い脱兎がごとく逃げだした。
「ありがとージュデ~」
と言い抱き付いて来る、憲兵隊が来るまで3人を見張りながら、フィンになすがままになった。
♦♦♦♦♦♦♦
あとがき
理由は目に異物が入り現在まともに目が開けれない事。
来週お休みかできても1話になるかと・・・
来週も1話になるかと・・・
楽しみに待っている皆様申し訳ありません。