第10話(作者の遊び)
1年1組、ヒュリャ王国、第三王女リン・フリュー・ヒュリャ。
金髪の縦ロールで小さなティアラを付け、色白の顔に金の瞳、少しキツメの目をした超美人。
体の方もモデル並みの容姿で、まさに容姿端麗を表した女性だ。
ただ、入学早々から教員に歯向かったことで〇大美女から外れてしまった。
良い事例を挙げると、入学初日、教員から校則で装飾品に当たるティアラを付けないように言われたが「私は王女です!国の代表を背負っていると言う覚悟の表れがこのティアラです!それを外すと言うことは、国の代表を、又は王女を降りると言うことです!!その責任を貴方が取れるのですか?!」と言い教員を言い負かしたことがある。
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♣ヒュージの心の声
♥️リンの心の声
♠️キュリーの心の声
とあるお昼休み時間
キュリー「ヒュージ君、良ければお昼一緒に食べませんか?」
♠(ヒュージ君とお昼一緒に食べたいな~)
♣(また聖女が絡んできた~)
ヒュージ「今日は食堂の購買になるのだが良いか?」
♣(出来れば付いてきてほしくないな~)
♠(食堂か、大勢いる中で♪アピールアピール♪)
キュリー「はい♡」
♣(付いて来るんだね、うん、分かってた。)
♠(やったーー♡アーンとかして外堀埋めていくぞ!)
ヒュージ「では行くか。」
♣(聖女だし、仕方がないか。)
♠(手を繋いで歩きたいな!出来れば恋人繋ぎで!キャーーー♡)
キュリー「あの~ヒュージ君…」
♣(それ見え見えなんだけどな~)
♠(可愛らしくおねだりです。)
キュリーはモジモジしながらヒュージに手を差し出しヒュージは手を握り、歩きだす。
♣(ハァ~仕方がないか。)
♠️(ヒュージ君のいけず!ここは恋人繋ぎをしてくれなきゃ!!プンプン!)
食堂に行く途中で後ろから声を掛けられた。
♥️(あれはヒュージ様とクソ聖女だ !しかも手を繋いでいる!キィーーー!)
リン「これはこれは、ヒュージ様とキャリーさんでは在りませんか、お久しぶりですね。」
♣(ゲ!この声は!めんどくさいのが2人に!?)
♥️(ヒュージ様にはきちんと挨拶しなくては、クソ聖女、その手を離しあがれ!!)
振り向くとリン・フリュー・ヒュリャ第三王女がカテーシーをしてた。
♠️(ゲ!ロール王女!!いつまでその時代遅れの髪型してるんだよ!!)
ヒュージ「これはリン王女、挨拶が遅れ、申し訳ありません。」
♣(王女と聖女か!マジめんどくさい!)
♥️(いつ見ても素敵な方だわ!惚れ惚れしますわ!!)
キャリー「王女様、ご挨拶遅れました事、お詫び申し上げます。」
♥️(クソ聖女!!ヒュージ様は渡しませんよ!!)
♠(こいつに敬語なんて言いたくないけど、い・ち・よ・う・王女だしね。)
ヒュージが両手を左右に広げてた後、右手を左胸にあてお辞儀をする、キャリーもカテーシーで答える。
♣(とりあえず挨拶ですよね~)
♠️(ロール王女!!挨拶は終わったよ、さっさとよそに行きなさいよ!)
リン「お二人とも敬語はナシでお願いしますと言いましたよね?」
♥(ヒュージ様は普段道理に気兼ねなくおしゃべりしたいわ!クソ聖女はしゃべるな!)
ヒュージ「それでは普段道理に喋る。」
♣(敬語、面倒だし普通でいいや。)
♥(いつも良いお声ですわ!)
キャリー「勿体なきお言葉、ありがとうございます。」
♠(王女でなければ睨んでやるのに!)
リン「所でヒュージ様、どちらに行かれるのですか?」
♣(あ~2人共、顔は笑ってても心の中で睨んでるよ!めんどくさよ~)
♥(クソ聖女と2人限にしませんわよ!)
♠(ゲ!ついてくる気だ!)
ヒュージ「これから食堂に行くのだ。」
♣(めんどくさいの2人も相手したくない、頼む来ないでくれ!)
リン「奇遇ですね、私もこれから食堂に向かうのです、もし良ければご一緒に行きませんか?」
♥(付いて行きますわよ!)
♠(マジか~。)
ヒュージ「うむ、行こうではないか。」
♣(はいはい、声を掛けられた時から分かってましたよ!!)
ヒュージが歩き出そうとするとリンが腕にしがみ付いて来た、それを見たキャリーも腕にしがみ付いて来る。
♣(ちょと!2人共!む、む、む、む、胸が~胸が~)
♥(キャ♡たくましい腕♡クソ聖女さえいなければ最高なのに!)
♠(ロール王女の思い道理には行かせません!!)
ヒュージ「勘弁してくれ、歩きづらくて仕方ない。」
♣(2人共プヨプヨで!ポヨポヨで!ムニムニで!)
リン「あら、エスコートして下さらないの?」
♥(クソ聖女が歩く邪魔をしてるからですわ!)
キャリー「ヒュージ君、私も同じようにエスコートして欲しいです。」
♠(ロール王女が邪魔ですって!!)
ヒュージ「あぁ、分かった、だがくっつきすぎるなよ。」
♣(ヒュアホ~~~~~~~~ホ~~~イ!!)
と言ったが離れてくれなかった。
♣・♥・♠(もっと胸を堪能させてくれ~!)(離れるものですか!)(離れません!)
食堂に着き、俺はAランチ、リンはBランチ、キャリーはCランチを頼んだ。
席は四角い机に4っつの椅子、席に着くと、右にリン、左にキャリーが座った。
2~3口食べた時。
キャリー「ヒュージ君、このおかず美味しいよ。」
♣(突然なんだ?)
♠(先手必勝です!)
♥(何をする気なの?)
と言いおかずをヒュージの口元に持ってきた。
ヒュージ「いや、置いといてくれれば食べるから。」
♣(も、も、もしかして、こ、これは!都市伝説のあ~んをしろと!はじゅかちゅいでちゅ~)
♥(さすがヒュージ様、嫌ですはよね!)
キャリー「ダメ。あ~んは?」
♠(粘ってでも勝ちます!)
♥(無駄に粘りますわね!)
ヒュージ「いや、その・・・」
♣(ちょ~俺のキャパ超えちゃうよ!)
キャリー「あ~ん。」
♥(まだ粘る気ですか?!)
ヒュージ「…あ~ん」
♣(こ、こ、これが都市伝説のあ~んか!!!)
♥(ガーーーーーン!)
♠(粘り勝ちだ!)
キャリー「キャ!食べてくれた。」
♣(ウヒョ~いつもより美味しく感じちゃうよ!)
♠(あざとく自慢しちゃえ!)
リン「な!」
♥(悔しいですわ!!)
♠(ロール王女!ざまぁです!)
キャリーは満面の笑顔だがリンは青筋を立てていた。
リン「ヒュージ様、こちらのおかずも美味しいですはよ、はい、あ~ん。」
♣(な!2度目のあ~んだと!!)
♥(仕返しですわ!)
♠(まさか!)
ヒュージ「え!あ…あぁ、あ~ん」
♣(マジヤベ~!これだけで天国行けそう!!)
♥(食べてくれましたわ!♡)
リン「ウフ♡」
♥(やりましたわ!追撃しましょう!)
♠(悔しい!)
リン「ヒュージ様、その中に美味しいおかず有りますか?」
♣(ほへ?)
♠(え、まさかだよね!)
ヒュージ「あぁ、このおかずが美味しいぞ。」
♣(なんだなんだ?)
リン「では、ヒュージ様、いただけませんか?」
♣(な!もしかして逆あ~んをしろと!!)
♥(追撃、追撃~♪)
と言い口を大きく開けた。
♠(逆あ~んだと!!)
ヒュージ「え~と?」
♣(マジカ!マジなのか!!)
♠(それは図々しいよ!)
リン「あ~んをして下さいまし。」
♠(強引に行くなんて!)
ヒュージ「お、おぅ、あ~ん」
♣(うひゃひゃひゅあ~逆あ~んだ!)
リン「あ~ん、美味しいですわ。」
♣(親父!俺はやったぞ!やってやったぞ!!)
♥(やりましたわ!私の勝ちです!)
♠(そんな!!)
キャリー「な!」
♠(負けていられません!)
キャリー「ヒュージ君、私にもお願いします。」
♣(もう一度あれをしろと!)
♠(仕返しです!)
ヒュージ「お、おぅ、あ~ん。」
♣(マジか俺!俺は今日、伝説を残した!)
♥(仕返ししてくるなんて!)
キャリー「あ~ん、キャ♡美味しいです!」
♥(ク!!このクソ聖女!)
♠(負けません!)
リン「ム!ヒュージ君こちらをあ~ん。」
♣(ク!これ以上されたら身が持たない!!)
♥(こうなれば!)
♠(ク!まだやる気?!)
ヒュージ「まてまて、我としては2人も仲良く食べてもらいたい、出来れば2人もあ~んをしてくれないかな?」
♣(こうなれば、最後の手段!これで大人しくなれ!)
リン・キャリー「え?!」
♠(え!ロール王女にあ~んだと!)
♥(え!クソ聖女にあ~んだと!)
ヒュージ「してくれ!」
♣(ほかの人からの視線も痛いから!超~痛いから!)
リン・キャリー「は、はい。」
♠・♥(ヒュージ君(様)に言われたら、仕方がないよね。)
この後お互いがあ~んをして後は大人しく食べ終わった。
♣(やっとこの時間が終わった!ハァ~疲れた。)
♠・♥(もう、大人しく食べましょ。)
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