1話
ここはヌゲリン島、魔族の魔族国ファリャとヒューマンの王国ヒュリャの間にある島だ。
かつてこの島は焼土だった、ファリャとヒュリャの戦争ですべてがなくなてしまった島だ。
両国で不戦協定が結ばれ、この島に町と学園を作った。
それから20年、学園にかつてないほどに優秀な人材が集められた。
聖⇔魔学園、各クラス20人制の1年5組、一番の問題クラスだ。
このクラスには魔王の子ヒュージ、勇者ジュデ、聖女キュリー、サキュバスのリンナがいたからだ。
ある日の昼休み。
ヒュージ「ヌワハハハハハ、勇者ジュデ貴様はその程度なのか?」
【パッチン】
ジュデ「グヌヌヌ、まだまだこれからだ!」
【パッチン】
ヒュージ「威勢だけはいいが、実力が付いてきてないぞ!」
【パッチン】
ジュデ「わかってる!!これでどうだ!!」
【パッチン】
ヒュージ「フン!小癪こしゃくな!」
【パッチン】
ジュデ「ガハ、まだまだ!!」
【パッチン】
ヒュージ「見え見えだぞ!!」
【パッチン】
ジュデ「そんな!!!こうなれば奥の手だ!!!」
【パッチン】
ヒュージ「ヌ!そんな手があったのか!」
【パッチン】
ジュデ「ここから逆転だ!!!!」
【パッチン】
ヒュージ「それは悪手だぞ!!」
【パッチン】
ヒュージ「そら!王手飛車取りだ!」
クラスメイトA「たかが将棋で紛らわしい発言をするな!」
ヒュージ「お、お~すまんな、ジュデと遊ぶと、つい熱くなってな!」
ジュデ「ヒュージこの手待ってくれ!」
ヒュージ「マッタはナシとジュデが言ったのだぞ?!」
クラスメイトA「マッタどころか詰め読めてんじゃん!!」
ジュデ「へ?!詰んでんの?」
ヒュージ「ばらすなよ!ジュデよ11手前に詰んでる!」
ジュデ「な!11手前だと!!」
ヒュージ「おうよ、一気に詰めても面白くないから遊んでた!ハハハハ!」
ジュデ「そんな・・・」Σ(゜д゜lll)ガーン
ヒュージ「昼休みもおわりだし、もういいだろ?」
ジュデ「・・・あぁ。」
クラスメイトA「ひどい奴w」
そして1日が過ぎていく。
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