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中編2 魔王の死と誕生

宣戦布告から数週間後、当時の王ーーー「魔獣たちの王」は呆気なく死んだ。

他国からの策略ではなく、自国のクーデターですらない。

武人だった王からすれば屈辱極まりない、病死だった。


専属の医者だった男は、責任を取り死を選ぼうとした。

それは止められた。どうしようもなかったことは皆が分かっていたからだ。

死因ははっきりしていた。流血沙汰にはならなかったが、ひとつとても大きな問題が浮上した。戦争における(トップ)が不在となったのだ。


私たちの王は、トーナメントによって決定される。あと数年もすれば、次期王を決める大会が開催されていた。

しかし、今そんな余力はない。戦力はすべて戦争に回していたからだ。戦争時の指揮官を決める為に、戦力を減らしてはならない。ならばどうするか。


「魔獣たちの王」の血縁者(むすめ)。つまり、私に白羽の矢をたてた。担ぎあげられるだけの王ではあったが、いないよりも幾分かマシだった。

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