01
初作品です。
駄文ですみません…。
プロットのような物です。文短めです。
シノプシスもどきと呼ぶのが正しいのかもしれません。
https://ncode.syosetu.com/n3282fo/
の原理を使ってます。SFと言えば理論!
01
波動関数理論の登場により世界は変わった。
まず新素材の開発が進み宇宙エレベーターが完成してエネルギー問題が解決された。
そして世界はアメリカ連邦、アジア連邦、欧州連邦、アフリカ連邦、ロシア連邦に分かれた。
そして戦争も変わった。
有人型戦闘ロボット、グランドオーダーが完成され核さえ波動関数理論が無効にし、戦略兵器が反物質しか通じなくなったのだ。
当然反物質爆弾は開発された。
そしてその反物質にも対抗できる新物質が発見された。
ある島でだ。
これにロシア連邦が不当占拠、各連邦は急いで連合を組み現在に至る…。
「結局システムの開発は間に合わなかったか」
アメリカ連邦グランドオーダー開発局ガーダー大佐は呟く。
「したかないよ安全性が取れなかったんだから、システムの脳内への負荷が大きいんだから。安全性が取れなかったらイエスと言えないよ」
いよいよロシア連邦との全面衝突である。
反物質を反転させて普通の物質に変換させる波動関数の触媒物質が発見されたのだ。
波動関数理論により普通の物質での再現を試みるが失敗している。
これは神の物質だ!と持て囃される。
しかしこの神の物質には欠点がある。
使い続けると消滅するのだ。
故に量が問題になる。
恐らくロシア連邦は量を確保したのだろう。
「神も波動関数理論で再現できない物質を用意するとはいかんともしがたい存在だな…。しかしこの戦争何か扇動されている気がする…。気のせいであればいいが」
「ウェーバー機体チェック認証…。また予知?君の嫌な予感よく当たるから恐いな、前なんて嫌な予感がするから別の道に行ったら行くはずの道だった先で事故が起きたじゃないか?君の勘よく当たるから恐いよ」
ウェーバーはよくガーダーの勘に振り回されていた良く不幸が起きるのだ。
「君か僕どちらか呪われているんじゃないかって教会に行ったのにこれだよ、国を動かすほど呪われているなら手の付けようがないじゃないか」
ウェーバーは内心で焦る。
それだけガーダーの勘は当たるのだ。
未来予知者でないかとテストも受けたほどだ。
しかしテストでは未来予知者ではないと出た。
好きに未来予知が出来れば宝くじも当たるのだがガーダー曰く嫌な予感しか当たらないそうだ。
「ウェーバーが不幸体質なだけだろう、事実俺一人なら嫌な予感は起きないぞ?」
「本気で言ってる?僕不幸体質なの?」
「ああ、最近では嫌な気配も薄れてきたがここに来てこれだ。本気で呪われていたかもな、最後の呪いだ」
「ちょっと待って、嫌な気配って何!?僕呪われていたの!?」
「もう完全に無いから安心して良い。所詮勘だ、曖昧な気配だから科学で証明も出来ない、呪われていたとしてもこれで最後だ。後はロシア連邦に勝てばいい、反物質対策もまだ間に合ってないはずだ。戦力はこちら連合が上回っている、何か新技術を投入するはずだが戦力は差を覆す技術はそう簡単に作れまい」
「ここ来てガーダーの予知だよ、でも確かに世界に喧嘩を売るぐらいだから新技術を開発したはずだ、なんだろうね?」
戦争も間近である。
ガーダーとウェーバーはグランドオーダーの機体チェックを入念に行う。
衝突まであと24時間。
一方、ロシア連邦。
「現在の荷電粒子砲は空気とのバリアを貼り、レールガンの容量で飛ばします。バリアに疑似質量を持たせバリアを強化する技術は完成しましたが荷電粒子砲に疑似質量を持たせる技術は距離の二乗で疑似質量が拡散されます。保持をする機構が短距離でしか維持できないのでまだ空気とのバリアを貼る波動関数理論と比べて空気とのバリアが距離に関係しない原理を探してる段階です」
「つまり間に合わなかったのだな?」
「反物質を無効にされる原理もまだ分かっていません、いずれ発見されるはずですが同じ波動関数なのに同じ性質を示さないのです、理論上開発は無理かと」
「分かった、今回の作戦は原理が再現できないことを根拠にしている、いくら広大な土地を持つからと言って全てを占領できるわけではない、反物質爆弾を撃たれる可能性があるが世界は資源を欲しがることを選択した、物質の再現性もエネルギーから同じ原子を創造できないことが波動関数理論の実験からも示されているな…。信じがたいがまさに神の物質だ、エネルギーから創造できないのだ。神の物質としか言いようがない」
そうどこの研究機関もエネルギーを投入して波動関数理論から物質創造する実験を行ったのだ。
しかし失敗。
「通常の物質なら作れるが神の物質だけは作れないか…。まさに先手必勝だな、ロシア連邦の軍事開発で軍事的不安もない、バリアでやつらを無力化できるのだ、最後は反物質爆弾を撃つだろうがな。ここ神の島だけにしか地球全体を波動関数理論でサーチしても見つからないのだ、最後は撃つだろう。上層部は反物質対策もしたと言うが急造だ、不安要素しかないな」
ある階級の男は言う。
「しかしダメ元でやってみる価値はあると判断したか」
これがロシア連邦が世界に喧嘩を売った理由である。
「最後は反物質爆弾でダメになるだろうが急造の新型対反物質爆弾装置も用意で対策もした、やってみる価値はあると判断したか。まあ急造だが信頼はできる勝利は間違いないだろう」
一方ガーダー側。
「神の物質は何度も使用すると消滅する、このことはロシア連邦は知らないはずはないのになんでこんなことをしたんだろ?」
「おそらくウェーバー、それが新技術なのだろう。それが何かは分からないが時間的に急造の対策だ。賭けに出たのだろうな、さらに軍事的にも新技術を開発したはずだ」
「最後は反物質爆弾で島を消滅出来ないと僕らの負けだね。反物質爆弾戦争は地球が終わるから行わないだけで対策されたら徐々に消される可能性があるからね。こっちも急いで効果範囲を広げる研究と消滅を防ぐ研究を行わないと軍事的に敗北するよ」
「敗北すれば時間との勝負だな、徐々に国境が増やされるはずだ。永遠に開発できなければロシア連邦だけになる、予感ではそんな気はしないのだがな…」
「君の勘、当たるから朗報だね。ああ良かった。」
ロシア連邦の研究機関で極秘に話が進められていた。
何度も試したが消滅しない神の物質があると。
これが新型の対反物質爆弾装置である。
このことは当然秘密にされている。
研究員は信じられない顔を今でもする。
そしてそれぞれが過ごし時間になる。
ロシア連邦の海軍と連合の海軍が睨み合う。
「いよいよ戦争だガーダー、期待してるよ」
「ああ、だが嫌な予感がする、今回の作戦は失敗するかも知れん」
「何?突然?君の勘はよく当たるから恐いよ」
その時謎の機体二機が空から現れたと通信が入る。
「これよりソレイユ統一戦争を行う」
謎の緑の発光体を背から放出する機体がそれぞれの陣営の空母の機体を破壊して行く。
「なんだ!?あの機体は!?ソレイユだと?どこのテロリストだ!両方の陣営を襲っているぞ!」
ガーダーも機体で出るがバリアが強力なのか無効にされる。
「これが嫌な予感の正体か…。笑えぬほど高性能だ、単機で軍と戦えている。まずスピードがあり得んほど速い、あれだけのスピードだ。空間事物質バランスを保ったまま質量強度を上げるシステムが優れている証拠だ、ウェーバーはアリスシステムの完成を急ぐべきだった。対抗手段がそれしか無い」
バーニアを吹かせ、補助程度の重力操作で浮かぶが相手は重力操作のみで動いているのか機動性が高い。
ガーダーも落とされる。
機体から脱出して救難信号を発するガーダー。
両軍はそしてソレイユという組織に落とされた。
ここまで死者が両者から出ていない。
艦も武装を丁寧に不自然なほど武装だけを破壊された。
ビームも使われ、コックピット事撃ち抜かれた者も居るがなぜか死なず、海に落ちても死ななかった。
もしもの時の新素材の救命具を付けているので海に浮いている。
助かったのか?そう思いながらも救難信号を発するパイロット達。
ロシア連邦のバリアも無視するように破壊されている。
「何?ロシア連邦は反物質爆弾を撃ったとだと!?」
「ソレイユとかいう組織に渡すぐらいなら破壊を選んだか…我々も階級が上がるな…新型の対反物質システムもロックされた、痛みが一瞬なのが救いだな…。」
それぞれの陣営は悲痛な叫びを上げる。
だが、
「軍から入電!全ての反物質爆弾が空中で爆発したと!さらにソレイユなる組織が全てのメディアをハッキングして声明文をだしたと!」
人々は戦争に不安になっていた。
そこに突如としてテロリストから全てのメディアが占領され驚いた。
全ての連邦と国が同時にメディアを占領されたのだ。
「我々ソレイユは現在、神の島に置いて両陣営の連邦と戦闘を行った。我々はこの世の全ての神の物質を消滅させた。神の物質は我々が創造したものだ。目的は侵略による世界統一だ。我々は後、十年後に襲来する宇宙生命体と対等にならなければならない。そのために統一戦争を行う」
この事は世界に知れ渡り、死者負傷者0人と言うソレイユ戦争の事実と神の物質が無くなったと政府からも宣言されソレイユが本気だと悟った。
宇宙生命体はネタバレですが魔法を使います。
そのことには誰も気づいていません。