表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

プロローグ

 わたしは召喚獣。



 にんげんにウンディーネと呼ばれた、召喚獣。




 にんげんと召喚獣。


 主従の関係。



 それ以上の何でもなく、それ以下の何でもなかった。




 わたしはウンディーネ。



 たくさんいた仲間たちの一人、何てことはない一人。




 そう、それだけのこと。


 その関係に不満はなく、所詮主とは一回限りの関係。


 次に呼び出すときは、わたしじゃなくてわたしである子を。



 彼等にとっては【ウンディーネ】全てで一つの存在。


 でもそれでいい。


 わたしたちにとっては【にんげん】全てで同じ存在。


 けどそれでいいの。



 わたしたち召喚獣ウンディーネと彼等にんげんに、それ以上は要らないと思っていたから。





 ―――そう、思っていたの。







 わたしは召喚獣。


 わたしはウンディーネ。



 わたしは……ウンディーネだったの。



 わたしは―――




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ