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その花 第五章 : 天満の刻 4



「こんばんは、ハナさん。わざわざお呼び立てして申し訳ありません――」



 花が集合住宅の一室を訪れると、ダグラス・テイラーが流暢りゅうちょうな日本語で迎え入れた。十代の息子が三人いるダグラスは、まだまだ気力がみなぎる壮年だ。しかし今夜はどことなく落ちこんだ表情で、花を奥の部屋へと案内する。


 花はダグラスの様子を気がかりに思いながら、書斎に足を踏み入れた。そのとたん、少しばかり驚いた。ハッサンの家とは違い、物がほとんど見当たらなかったからだ。ガランとした室内には小さなテーブルと椅子が二脚、それと奥の壁際に置かれた机と椅子とノートパソコンしかない。


「よろしければ、お一つどうぞ」


 花が椅子に腰を下ろすと、ダグラスはカップに紅茶を注ぎ、小皿料理を差し出してきた。見ると、皿には二つの塊が盛られている。一つは白で、これはおそらくマッシュポテト。もう一つは黒で、見た目はキーマカレーに近いが、カレーの匂いはまったくしないので正体はわからない。


「それでは、いただきます」


 いったい何の料理かしら――。


 花は小首をかしげながら、フォークの先に黒い塊を少し取ってパクリと食べる。その瞬間、顔面が反射的に引きつった。それは信じられないほど生臭かった。なんというか、とにかく鼻に抜ける生臭さがものすごい。舌の上に広がるコッテリとした不気味な食感も気持ち悪い。吐きそうどころか涙が出そうだ。


(な……なんなの……? この、腐った肉をペースト状にしたような料理は……)


「どうやら、あまりお口に合わなかったようですね」


 一口で顔が歪んだ花を見て、ダグラスはニコリと微笑みながら料理の皿を引き戻す。それから琥珀色の液体が入った小瓶を手に取り、黒い料理に何度も振りかけ、うまそうに食べ始める。


(この匂いは……ウイスキー?)


 花は琥珀色の液体の正体を知った瞬間、料理の名前に思い至った。


「これは、ハギスですね」


「ええ。ワタシの大好物なんです」


 嬉しそうに答えるダグラスを見て、花は胸の中でため息を吐いた。


 ハギスは羊のレバーなどの内臓肉をミンチにして、刻んだタマネギやハーブ、スパイスなどと一緒に羊の胃袋に詰めて茹でる料理だが、人によって好き嫌いが激しく分かれると聞いたことがある。どこかの国の大統領も『国際会議の会食で、ハギス料理が出ないことを祈る』――という、本気混じりの冗談を口にしたそうだから、マズイと思う人が圧倒的に多いのだろう。


(そんな料理を出されても、リアクションに困るわね……)


 花は紅茶で口直しをして、もう二度とハギスは食べない――と心に誓いながら話を切り出す。


「それでダグラスさん。本日はどういったご用件でしょうか? 何かトラブルでもありましたか?」


「はい。実はハナさんに、見ていただきたいモノがあるのです」


 ダグラスは背後の机からノートパソコンを取ってきて、画面に写真を表示した。それは、どこかのだだっ広い土地に平らな建物が延々と並んでいる風景だった。


「これは、プレハブ住宅……?」


「ええ。ハナさんもご存じのとおり、ワタシたちは日本政府の招待で、秋田と北海道に建設された居住区域の見学に行ってきました。この写真はその時に撮ったものです」


「え?」――言われた瞬間、花は目を疑った。


 日本政府は現在、11万3,000人の難民を収容する居住区を秋田県と北海道に建設している。そしてその七割が完成したということで、難民の代表団が見学に行ってきたばかりだ。しかし、日本政府から渡された資料には五階建ての集合住宅と書かれていたはずなのに、それがどうしてこんなプレハブの仮設住宅になっているのだろうか……?


「もしかして、居住区の一部が仮設住宅だったのですか?」


「それが逆なんです」


 ダグラスは悲しそうに首を振る。


「事前に説明を受けていた集合住宅はほんの一部だけでした。八割近くがプレハブの仮設住宅だったのです」


「えっ? そんなまさか……」


 花は思わず目を見開いた。しかし、驚くのはまだ早かった。


「問題は他にもあります。他の写真も見てください」


 ダグラスに促され、花は次々に表示される写真に目を落とす。


 どこまでも延々と続く箱のようなプレハブ住宅の列と、その周囲に広がる深い森。さらに、森の奥にそびえる高い山々が映し出される。そして、プレハブ住宅から森に向かう道路は見るからに真新しいが、どこまで行っても何もなかった。人がいないどころか、人家がない。建物が見当たらない。店もないし、街灯すらほとんどない。


「これは……かなりの田舎のようですね……」


「田舎どころか、ほとんど荒野です」


 ダグラスはポツリと呟き、さらに写真を表示していく。


「とにかく、日本政府が用意してくれた居住区の周囲には何もないのです。生活用品や食料品を購入できる店もない。病気になった時に頼れる病院もない。あるのは水と電気のインフラだけです」


 これは……たしかにかなり厳しいわね……。花は写真を見ながら呆然とした。


「しかもです」


 ダグラスは低い声で言葉を続ける。


「現在、日本に到着した七万人の難民のうち、五万人は難民認定されましたが、ネスクを出たあとにもらえる生活保護の支給額がとても低かったのです。あの金額では最低限度の食事をとることすら難しい。しかし、金を稼ぐために働こうと思っても、あそこの居住区域の周囲には仕事がまったくないのです。しかも街に出ようと思っても、車やバスの移動手段すらありません。それでいったいどうやって、我々に生活しろと言うのでしょうか」


(それは……たしかにダグラスさんの言うとおりだ。日本政府はいったい何を考えているのだろうか……)


 花は記憶していた資料を頭の中で読み返した。日本政府から提示された難民支援策には、漁業や林業で人手不足の土地に居住区を建設するので、就労支援は万全だと書いてあった。しかしそれが、ここまで何もない場所だったとは思いもしなかった。こうなってくると、支援策の中身も怪しいものだと疑わざるを得ない。


 それに、難民の中には体の弱い人もいるし、幼い子どもや老人もいる。そんな人たちを病院もない辺鄙へんぴな土地に追いやるのは、とても人道的とは思えない。『とりあえず家は作ってやったんだから文句は言うな』――という、上から目線の態度と思惑が透けて見えるような気さえしてくる……。


 しかし――ちょっと待って。


 ふと気づいた花は、走り出した思考にブレーキをかけた。


 ダグラスの写真をよく見ると、プレハブの仮設住宅はそれなりにしっかりしているように見えたからだ。ドアと天井が高いのは難民の平均身長を考慮しているように見えるし、すべての部屋が床暖房なのは、寒さの厳しい土地に配慮しているように見える。そうなると、たしかにネスクの集合住宅に比べればかなり見劣りはするが、最低というほどでもないように思える。


 それに、これだけ大規模な居住区を作っておきながら、そのあとは何もしないというのは、日本人の性格からすると考えにくい。ということは、今は何もないけれど、そのうち買い物ができる店や病院を整備していく予定なのかもしれないし、むしろそう考える方が現実的だ。


(……うん、そうよね。ダグラスさんの話を聞いて一瞬焦ったけど、11万もの人間を、日本政府が見殺しにするはずがないわよね……)


 花はゆっくり呼吸して心を落ち着けた。それからダグラスをまっすぐ見つめて口を開く。


「ダグラスさん。たしかにこの写真を見る限り、この居住区の周囲には何もありません。ですが、日本政府があなた方を放置するとは思えません」


「と、おっしゃいますと?」


「難民の受け入れは外交政策の一環です。対外的な面子を重んじる日本政府が、あなた方をないがしろにするとは考えにくい――ということです。たしかに今は何もありませんが、お店も病院もこれから整備していくはずです。先に家を作ったのは優先順位の問題でしょう。とりあえず住むところがないと何も始まりませんし、そう考える方が自然です」


「では、それはいつですか?」


「ご存知のとおり、わたしは日本政府の人間ではありません。そのご質問にはお答えできかねます」


「なるほど……。それはたしかにそうですね」


 ダグラスはカップを手にし、ゆっくりと紅茶をすする。それから静かに言葉を紡ぐ。


「……ハナさん。ワタシたちは不安なのです」


「お気持ちはわかります……」


 それは社交辞令ではなく、花の本心だった。金もなく、仕事もなく、見知らぬ土地に移り住むのは恐怖そのものと言っていい。生活が困窮してネスクに逃げてきた花には、その気持ちが痛いほどよくわかった。


「ワタシたちはヨビアンとウルビランドの土地から逃げ出し、世界各地の港を転々としてきました。満足に食べられないどころか、飲み水すら手に入らない日もありました。そのせいで、ワタシが乗った船では赤ん坊が28人も死にました。子どもは56人。大人は41人が死亡しました。その誰もが、感染症や熱中症、栄養失調など、あなた方日本人からすると、本当にたわいもない理由で次々に死んでいったのです――」


 ダグラスの言葉に、花は思わず顔を曇らせた。その話は花も耳にしていたからだ。


 今回のエイデン湾戦争で発生した難民のうち、かなりの数が移動中に亡くなったことは聞いている。しかも、その人数は二十万人を超えるとの試算もあるから、ものすごい数だ。


 しかし、移動中の難民が死亡するのは特に珍しい話ではない。たとえば、アフリカからイタリアに脱出しようとする難民はあとを絶たないが、毎年五千人近くが地中海で溺れ死んでいるという。おそらく、実際は五千人どころの話ではないのだろう。それを思うと、胸がきりきりと締めつけられる――。


(ああ……。どうしてこの世は、こんなにも歪んでいるのだろう……)


 花はダグラスの話を聞きながら、心の中で涙を流した。


「ですが、ワタシたちは幸せな方です。なぜなら、ネスクに来ることができたからです」


 ダグラスは膝の上で両手を組み、話を続ける。


「ネスクはワタシたちを温かく迎え入れてくれました。立派な部屋を用意してくれました。毎日おいしい食事を与えてくれます。病人を診察して、治療してくれました。ワタシたちの文化をとても尊重してくれています。ヨビアンの人間にはジャンビーアを返してくれました。ウルビランドの人間にはラクダの肉を調達してくれました。イギタリア出身のワタシたちには、祖国のウイスキーを差し入れてくれました。本当にありがたいと思っています。いくら感謝しても、感謝し切れない気持ちでイッパイです――」


 ダグラスの声には感謝があふれていた。しかし、耳を傾けている花の心は次第に重くなっていた。


 なぜなら、花の『好意』は、業務上の『行為』でしかないからだ。花はできる限りのことをしているが、その努力は難民支援室に配属されたからに過ぎないということを自覚していた。そして同時に、ネスクの住民の多くもまた、難民たちと積極的に関わろうとはしていないことを知っていた。


 現在、ネスクには288万人の日本人が生活している。しかし、難民を支援するためのボランティアに参加した住民は、七か月間の累計で約一千人。それは住民全体のわずか0・0003パーセントに過ぎなかった。


 もちろん、ネスクで暮らす住民のほとんどは心が優しい。誰一人として難民のことを悪く言ったりはしないし、すれ違うと微笑みながら会釈する。しかし、そこで終わりなのだ。誰も難民を排除しないが、深入りもしないのだ。


 それは嫌っているわけではなく、遠慮と配慮の結果であり、実に日本人らしい振る舞いなのだが、裏を返せばただの無関心とも言える。そして花自身でさえ、仕事でなければほぼ間違いなく、難民には関わらなかっただろうと自覚している。だからこそ、ダグラスからの感謝の言葉を、素直に受け入れることにはかなりの抵抗があった――。


「ハナさんは覚えているでしょうか。ワタシがハナさんと初めてお会いした日、難民たちに仕事を与えてほしいとお願いしたことを」


「……はい。覚えています」


 もちろん忘れられるはずがない。


 その案件も判断支援人工知能に申請したが却下されて、美東議員に直談判してもあっさり突き返されたからだ。それは難民たちの教育水準、技術レベル、モチベーション、労働スタイル、文化的価値観などを総合的に判断した結果だと言われた。さらに、一年間の期間限定滞在者を就労させるのは、逆にネスクの負担を増大させるという予測データを突きつけられたので、花も納得せざるを得なかったのだが、そのことをダグラスに伝えるのは非常に心苦しかった。


「今だから言えますが、ワタシが仕事を求めたことには二つの理由があったのです。一つはもちろんお金です。そしてもう一つは、できればこのままネスクに住まわせてほしいと思ったからなのです」


「え? ネスクに住む……?」


「はい」


 軽く目を見開いた花に、ダグラスは首を縦に振った。


「仕事をもらって働き始めたら、ネスクから追い出されなくて済むかもしれない――。ワタシはそういうズルイ計算をしていたのです。そして同時に、こうも思っていました。『ワタシたちは一生懸命働きます。だから、どうかお願いします。普通に生きていけなくなったワタシたちに、安心して暮らせる場所を与えていただけないでしょうか――』。そういう、必死の想いがあったのです」


(ああ……そうだ。この人たちは、わたしと同じなんだ……)


 ダグラスの話を聞いて、花は奥歯を噛みしめた。


 そうでもしないと涙があふれ出しそうだった。なぜなら、一年前の自分もそうだったからだ。仕事がまったく見つからず、食費を切り詰め、光熱費を節約し、暖房をつけない寒い部屋で震えながら過ごしていたからだ。


 働きたいのに働けない。お金がない。食べ物が買えない。この先どうやって生きていけばいいのかわからない。先行きがまったく見えない。不安で胸がし潰される。まるで出口の見えない闇の中だ。だけど助けてくれる人は誰もいない。みっともなく泣いて叫んで暴れても、誰の耳にも届かない――。


 だったらもう――。

 あとは死ぬ他に道はない。


 ビルの上から飛び降りる。駅のホームから線路に飛び込む。橋の上から身投げする。風呂場で手首をカットする。森の奥で首を吊る。雪山で凍死する。ガソリンをかぶって焼死する。硫化水素を作って吸い込む。家に火をつけ、一酸化炭素中毒で命を絶つ――。


 死ぬ、死ぬ、死ぬ、死ぬ。

 自殺、自殺、自殺、自殺。


 くらい思考が頭の中で爆発する。耐え忍んできた心が口をいて弾け出す。


 たすけて! たすけて! だれかたすけてっ!

 おねがい! おねがいだから! たすけてちょうだいっ!


 死にたくないの! 死にたくないのよ! だけど生きていけないの! どうすればいいの! どうすればいいのよ! ふつうに生きていたいだけなのに! なのになんでこうなるの! あなたならわたしをたすけられるのに! どうしてたすけてくれないの! あなたとわたしの何がちがうの! ねえ! おねがいだからたすけてよ! あなただってこうなるかもしれないじゃない! わたしみたいになるかもしれないじゃないっ! だからねえっ! たすけてよっ! たすけてちょうだいっ! おねがいだからっ! ほんとうにおねがいだからっ! 見て見ぬフリなんかしないでよぉーっ!


(そうだった……。わたしもそうだったじゃない……)


 花は過去の自分を耳にした。それは悲痛な叫びだった。魂を切り裂く声だった。助けを求めて闇の中をひたすら彷徨さまよい、泣いて、転んで、うずくまり、丸まって、爪を立てて、腕を伸ばし、それでも誰も見向きもしない。誰もが自分を見捨てていく。誰もが見て見ぬフリで通り過ぎる――。


(そして……今のわたしも、見て見ぬフリをしようとしている……)


 花はおもむろに手を伸ばし、ノートパソコンの写真を次々にめくり出す。そして仮設住宅だけが延々と広がるガランとした大地に、難民たちの姿を頭の中で当てはめていく。


 黒い肌と白い肌と褐色の肌の子どもたちが、ボロボロのボールで元気にサッカーを楽しんでいる。その後ろで母親たちは暗い顔でうつむいている。父親たちは肩を落としてへたり込んでいる。病人たちは狭い部屋で寝た切りになっている。若者たちは不満を爆発させて殴り合っている。人生に絶望した者たちは酒を飲んでうずくまり、そのまま息を引き取っていく。あちこちに無数のゴミが散乱し、片付ける者は誰もいない。それはもはや未来のない、打ち捨てられた、掃き溜めの難民キャンプそのものだ――。


(わたしは、こんなところに彼らを送り出そうとしているのか……)


「――ハナさん」


 花は名前を呼ばれてハッとした。顔を上げると、ダグラスが悲しそうな瞳で自分を見ている。


「ワタシたちはもう、見捨てられたくないのです……」


 それは助けを求める切ない声だった。


 そして、その言葉に、花の心は耐えられなかった――。




 しばらくして、花がダグラスの家を辞したあと――。


 花を玄関まで見送ったダグラスは部屋に戻り、椅子に腰を下ろしてうな垂れた。


「すこし、言いすぎてしまいましたね……」


 目を赤くして帰った花を思い出し、ダグラスは片手で自分の顔を覆い隠す。それから口元をニヤリと歪め、低い声で笑い始める。


「しかし……あれは本当に愚かなオンナだな」


 ダグラスは洒落た小瓶に手を伸ばし、冷めた紅茶にウイスキーを振りかける。何度も何度も振りまくり、半分以上ぶち込んだ。


「水もそう。酸素もそう。この世に無害なモノなど一つもない。思いやりも、優しい心も、そういうクソみたいな感情は、特に効果的な毒になる」


 ダグラスは悪意のこもった声で呟き、のどを鳴らしてカップの中身を飲み干した。それからノートパソコンを操作して、暗号メールを打ち始める。


「……とはいっても、やはりネスクの窓口に選ばれるだけのことはある。あの写真だけでいけると思ったが、あのオンナは途中で合理的に判断し直し、ワタシの言葉に疑問を持った。……しかし、感情に訴えたとたん、『難民がネスクで暮らせるように申請する』と言い出すとは、いやはや、本当に愚かで便利なオンナだよ」


 ダグラスは嘲笑に顔を歪めながら、盗み出したネスクの機密情報ファイルを、暗号メールに添付して送信する。


「……これでよし。あとは予定どおり、クライアントが外交ルートで日本政府にかけ合えば、美東真冬が動き出すだろう。まあ、一度で成功する確率はかなり低いが、足りない分はあの愚かなオンナに任せておけばいい。どうせ失敗したところで、建設中の居住区を爆破すればいいだけだからな」


 ダグラスは邪悪な光を瞳に宿し、再びキーボードを叩き始める。そして、新たな密輸ルートを開通させる作戦計画に着手した。




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