夏休み始め
文章が書きたくて書き始めました。
なんとなく切ない気持ちのしかもまだ成長途中の淡い気持ちの話が頭にあったので書いて見たくなってます。
拙い文章ですがよろしくお願い致します。
「好きなんだ…」
その回答は正直聞きたくなかった。
だけど言わずにはいられなかった。
だってもう逢えない事はわかっていたから。
返事は…−
「おーい。あーそーぼー」
「はいはーい。」
友達のいま来たよの合図に軽く返答を返す。
見た目にはいまどき恥ずかしいが、麦わら帽子をかぶって外に出た。
「今日はどうしよっかー?」
「んー。河原に行って涼みながら魚釣りかなぁ?」
今日は蒸し暑い。恥ずかしくても麦わら帽子は正解だった。
野球帽などのキャップを被るより実は効率が良い。風通しが良く、軽くて全体を陰ってくれる。
そんなことを考えながら川までの道のりを他愛のない話をしながら歩く。
「夏休みの宿題終わったか?」
「んにゃ。まだ。ってかまだ8月入ったばっかりだぞ。」
「そう?爆裂遊びたいからさっさと終わらせたかと思ったよ。」
「そういうお前はどうなんだ?」
「おれ?あと日記くらいかなぁ…」
早い。もうそんなに終わってるのか。友達のアツシは頭がいい。
そして何事にも全力だ。宿題にも全力だったのか。
そんな僕はまだ半分も終わっていない。計画的に進めているんだ。うん。
「じゃぁあとで写させてね。」
「だが断る。」
そんなやりとりをしていると、向かいから見覚えのある顔が来る。
「おいすー。」
「おいっすー。」
同学年で仲が良いミヨちゃん。
男まさりでスカートを履いたところを見たことがない。
「何処いくの?」
「川っぺりで釣りするつもりー。」
「そかそか。」
そう言ってそれ以上は何も言わずについてきた。
こうやって一緒に遊ぶことにいつもなるんだ。
誘ってなくても気がつけば3人一緒。
まぁ全然構わないんだけど。
なんのかんので河原へ到着。
三人で並んで魚釣り。
こない。
こない。
待てど暮らせど
浮きに反応がない。
今日はダメな日か。
「あー暇だ!折角だから川に履いて遊ぼう!」
ミヨはそう言いながら言い終わる前に川へ飛び込んだ。
「あー!気持ちいい!」
はねた水が全身を濡らす。男まさりとは言え、性格なだけで正直可愛い。
うっすら見えるスポーツブラにドキっとさせられた。
「俺もはいるー」
アツシもそう言いながら川へ飛び込んだ。
「まってまって俺もー!」
そう言いながら僕も川へ飛び込む。
全員びしょ濡れ。そんな楽しさも中学校へ上がる前の今だけなのかなぁと感じた。
「亀がいる!亀!でけぇ!」
「アツシの顔くらいあるねぇ」
「オレそんなに顔でかくないぞ!」
魚が釣れなくても楽しさがいっぱいある。
そうして時間は過ぎていく。
「そろそろ暗くなってきたから帰ろっか。」
「今何時だろ?」
「時計持ってないからわかんないけど、腹減ってきたし帰ろ帰ろ〜。」
そんな感じでいつも皆で帰路につく。
一番違いミヨが最初にわかれた。
「じゃぁまたね〜」
「またね〜」
そしてまた男同士二人での帰り道。
「アツシ〜。夏祭りどうする?」
「オレ今回も家族で行くことになるかなぁ妹連れて行かないといけないし。」
「そか。」
「お前は?ミヨ誘って二人で行ってこいよ。」
「え、なんであいつと二人なんだよ…」
「小学校も今年までだぜ。思い出作っておけよ」
ニヤニヤしながらアツシは言う。
まるで見透かされているみたいだ。
「思い出ったって中学上がってからも会うだろ。。。」
「オレもミヨも受験組だぞ?」
「え?ミヨも受験組だったの?」
「しらなかったのか?」
「…うん。しらなかった。」
「アイツ言ってなかったのか。なんかゴメン。」
「いや、気にしなくていいよ。そかそか。」
知らなかった。ミヨも受験するんだ。
僕一人だけ地元中学ってことか。寂しいじゃんね。
「まぁそんな訳だから、誘ってみたら?」
「う…うん。まぁ仕方ないよな!」
強がりを言ってみたけど多分これもアツシには見透かされてるんだろうな。
悔しいけど確かに僕はミヨの事が好きだ。
これは中学行っても高校行っても変わらないと思ってた。
でもやっぱり僕達は成長して変わっていくのかと思うと切なくも感じた。




