図書館
本が並んで 机があって
夏は涼しく 冬は暖かい
私にとっての図書館は
学校で本を読める場所
小三まではそうだった
司書の先生と話したんだ
司書ってなにかと尋ねてみたら
図書館の番人なんだってさ
図書委員達は司書の仲間で
図書館を守る役らしい
このシールは何を意味するんだろう
机に並んだ大量の本
これ全部貼り替えるらしい
果てしなく見える仕事だけれど
会話に明け暮れてるから一瞬だ
初めて尊敬した大人
言うまでもなく司書の先生
図書委員会こそが私の居場所で
図書館はもはや第二の家
けれども私はここに残れない
この巻の背表紙は閉じたけれど
司書の先生 学校図書館
図書委員会 そして仕事
私がここを去ろうとも 全てはここに残るのだから
次巻も再び登場するさ
出会いがあれば別れあり
司書の先生が西へ赴く前日に
またあいましょうと言い聞かせ合った 別れは決して告げないで
互いに背中を向けた時 決意が沸き上がってきた
新たな図書館を守らねばならぬと
一年前 図書館では閑古鳥が鳴いていた
けれど今 ページをめくる音が聞こえる
行事を起こして人を呼び込み 常連客をもたらした
革命の末に 図書館愛の集大成
図書委員長に就いたのだ
図書委員会を動かして
図書委員達を援助して
再び行事は功を成し 変わらず客がやって来る
これを見た時 私は悟った
就いでいるのだ 司書の先生の思いを
なぜ図書館を守るのか
それはここを愛し続けるため
司書の先生だって私だって ずっとは図書館に残れない
だから伝える 図書館の素晴らしさを
そして見い出す 図書館愛の後継者を
たとえ背表紙が閉じられようと
新たな司書が現れて 新たな委員長が就任する
図書館愛を継ぐ者が 図書館愛を繋ぐのだ
だから
この物語は終わらない
小学校で出会った学校司書は私の恩師です。先生の方から友達だと認められたほど、笑いも仕事も充実した図書委員生活を送っていました。その思い出があったから、先生がいたから、私があるのです。先生がいなければ、私は臆病で、人前に出ることも、文章を作ることも、スピーチをすることも、何もかもできなかったはずです。
恩師である理由はそれだけではありません。先生は、別れをも教えてくれました。
中1の末、小学校の離任式の日に都合よく学校が早く終わって、急いで小学校へ駆け込みました。職員会議が控えていて、話せた時間はわずかでしたけれど、さようならは一度たりとも口にせず、またどこかで、いつか会えますと、互いに涙目になりながら言い合ったのを鮮明に覚えています。
今一度、心の底から感謝をお伝えしたいものです。




