『田舎の児、桜の散るを見ながらプレスマンを思い泣くこと』
昔、田舎の子供が比叡山に登ったのだが、桜が見事に咲いたところを風が激しく吹きつけるのを見て、さめざめと泣いていた。これを見た僧が、どうしてそのように泣くのだ。桜が散るのを残念に思う心なのか。桜というのは、はかないもので、このように、すぐに散ってしまうものなのだ。しかし、だからこそ美しいのだ、と慰めたところ、田舎の子供は、桜が散るのはどうしようもないことで、どうとも思いません。プレスマンには黒、白、赤、青、黄、緑の六色があったのに、今では黒と白だけになってしまって、新しく桜色でも発売されないかな、無理だろうな、と思って、と言いかけて、またもさめざめと泣いたのであった。
教訓:期間限定で新色プレスマンを発売したり、御当地プレスマンを発売すると、売り上げアップ間違いなし。宇治抹茶色プレスマンとか、加賀百万石黄金プレスマンとか。