表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/56

楽観的思考

 翌日。いつも通りの学校、授業、放課後。

  そして部活の時間がやって来た。


 昨日、勇希は響樹のマンションを出て真っ直ぐ家に帰ったのだが、家に到着した時間はいつもよりかなり遅いものとなっていた。


 彼女の母は、かなり心配していたようで大目玉を食らった。 さらに制服を破ってしまった事が母の怒りに拍車はくしゃを掛けた。 女子高生がそんな姿で帰って来たら流石にどんな親でも怒って当たり前だろう。


 母は一頻ひとしきり激怒した後、その制服の破れ方が尋常じんじょうではなかった為かなり心配していたが、勇希は適当な理由をつけて何とかなだめる事に成功した。


 勇希は、人に言っても信じてもらえないような事件に遭遇したのだが、響樹の家の場所が解った事と、彼と急接近できたようで彼女は何故か一晩中浮き足立った気持ちであった。しかし、いきなり現れた少女の事も気になる。


 ただ、あの口づけは忘れることにする。あれはあの少女が一方的に行った行為であり、響樹は憶えていないようであった。


 その他の出来事も、よく理解出来ないので彼女はあまり深く考えないことにした。


 彼女は典型的な楽観的思考であった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ