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形而上無稽

作者: 撫月凛

朝日に照らされてオセアニアは常識になった。

深層学習により牛革の財布は爪切りと本になった。

朝露に濡れたロックバンドは政府になり、そして五日目の兄弟のなんといじらしい二枚舌!


目薬を差す仕草は鎹の様相を呈し、かつてはあの超流動をも圧倒した中東のある生物学者の叔父の助産師。


ほにょっとしたサイの目尻、量子力学の麗しさに咽び泣け!


本棚に溺れた殉教者の絢爛豪華な礼讃歌よ、朝食付きのツイートとともに、あの壊れた時計台が0時の鐘を鳴らすのを嗅げ。


二枚舌の午後0時はレシートで膨らんだリトアニアを従え、リモコンの乾電池とともに感電しそして午前0時13分となる。そしてそれは非対角長距離相関と成り、酵素は強化学習の洗礼を受ける。


そして夏至には雷鳴は球になり、牛は弦になる。なに、証明書は鳥の囀りの毛深さよ。


マグカップに落ちる紅葉の木の気高さを悪徳とし、布団に。めめぽんとんは無知蒙昧の証左。これより我輩はアメリカの魂胆を知り、メールの送り主は誰だ?


やがてクリスマスは場の量子論の非摂動的な定式化をバイオインフォマティクスに敬礼し、流転・生成消滅しオセアニアの嘔吐。




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