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慶長3年の道行き  作者: あずき甘酒
想いは時空を超えて
1/8

第1幕 甲斐姫との出会い

 





「バスに間に合わねえゃ~」


 一年生の連也はあわてて部活の防具や竹刀を体育館の備品倉庫に搬入した。


 上級生たちは後輩にまかせてすでに体育館に姿はない。



 千葉連也れんや、15歳の男子高校一年生です。


 今年の一年生部員は連也一人っす!


 今日は部活の短剣道部が全国大会進出に決まり、放課後の練習にも熱が入り、下校が遅くなってしまった。



 校則で午後9時30分までには全校生徒は下校しなくてはならない。


 ・・・このままだと9時40分のバスに遅れてしまう



 連也は黒のバックに家で洗濯するために剣道着一式を入れてから背負い、体育館の鍵を職員室に返してから・・


 スニーカーをあわてて履いて、校門脇の通用口を飛び出した。



 急いで、学校を出て近くのバス停まで走ったが、バスはまだ来てなかった。


 しばらく待って、やっと来た循環バスに乗った。


 空いている窓際の後部座席にゆったりと座れた。ホッ



 ・・・来たバスは、最終の1本前のバスだった。


 バスの時刻表示は、もう夜中の9時45分を過ぎていた。



 市外の自宅で帰りをまっている両親にこれ以上心配をかけたくない。



 乗ったバスの窓から十五夜の月をバスに揺られながらボンヤリと眺めていた。



「次は忍橋(しのぶばし)です、お降りになるお客さまはお知らせください」



 自動案内の放送が耳に届いたとき、窓の外の小川の岸辺に人影が見えた。



 ・・・間に合うのかな?ボンヤリと見ていたら二人連れの女性の人影だった。


 窓越しに目が合った瞬間の連也の背中に電撃が走った。



 ・・・えっ~美人じゃん、いぶかしげにこちらを見た眼差しの美しい少女だった。


 しかも片手で連れの女の子の肩を支えていた。大丈夫かな?


 おっ、連也の正義感が燃えた。具合悪そうな二人連れの美少女だ。



 ・・・今 行くしかないっしょ! 相手が美人だからの行動かw



 気が付いたらバッグを背負い、バスの降車ボタンを押していた。


 ・・・バスの時刻表示は、午後10時を示していた。



 バスから降り、バス停からはなれて二人連れの少女に急いで歩いて行くと、



 二人の少女と連也の間の空間に、空気が屈折していて歪んでいるような


 不安定な無色に近い透明な光の幕が月明りで揺れて見える。



 光の幕の範囲はそれほど広くない、もやもやと川霧のように儚かった。


 忍橋を取り囲むようにゆれて立上がっている。



 中の二人の少女の様子もハッキリと見える。


 角度により揺れて見える不思議な光の幕だった。



 さらに二人の少女に近ずき空気の幕に触れると、連也の体を中心として空間が波紋を広げて波打ち、別の空間の中に体が入った感じがした。



 あれ~、連也の周囲の交通騒音が突然 消えている。



 ・・・なにこれ!異空間に移転したのかな?時空移転か?




 連也に押し寄せる大気が、いつもよりも樹木と繁る葉の匂いが濃かった。



 小川の岸辺の二人連れの少女の表情が、満月の月明りでハッキリ見えた。



 年上の少女は15歳ぐらいか!


 二人の服装は年上が朽ち葉色の小袖と野袴に手甲脚絆で、


 年下のほうが萌黄色の小袖と野袴に手甲脚絆を着けて年上の少女にもたれていた。



 あれ、支えられた少女の右腕の肩口が血に濡れていた。


 こちらは13歳ぐらいの少女か。



 二人の顔もなんとなく似ていて姉妹だな。


 だがしかし・・



 姉らしい少女は本物らしい弓矢を背負い脇差も差しているよ。 ウソでしょう!


 このバス通りで警察官に見つかったらやばいよね。


 支えられた少女の右腕が怪我だから病院の方がいいかな?



 姉らしい少女が白い額に汗を浮かべて、立ち止まった連也の顔を見て話しかけてきた。



「そなた、すまぬが砦まで妹を運ぶので、手っだっては頂けまいか? 」


 少々古めかしい日本語だなw



 えっ、砦って過激派の? そのうえ武器を携帯しててヤバクね?



 いつのまにか周囲の風景が一変していて、小川と森の木立だけが三人を取り囲んでいた。


 ビルの灯りなど、どこにも見えない!


 嘘!なにこれ?環境の激変にこみ上げてくる不安を振り払いつつ



「僕がその子を背負いますから」


 と連也は姉らしい少女に言い、連也は二人の少女に近ずいて屈んだ。



 背中のバッグは外して、背中に少女が負ぶさるように身振りした。


 具合悪そうな女の子を背負って立ち上がると、


 姉らしい少女がバッグを手持ちしてくれた。・・



「その砦まで案内してください」


 と連也は勇気を出して姉らしい少女に言った。


 連也の紺色ブレザーの制服をいぶかしげに見ていた少女はうなずいた。



 男は度胸だよなぁ・・ たぶん



◇◆◇



 バッグを手持ちした姉らしい少女が先に道案内で森の中を足早に歩いて行く。



 連也は小さな女の子を背負い2時間ほど森の中の小道を懸命についていくと


 遠くに高台の上に柵と見張り台だけの武骨な造りの砦が見えてきた。



 え~!ここらにこんな大規模な木造建築物ってあったっけ?


 夜目にも柵の上に旗が立ってるし、頑丈な門の前には煌く槍を持った兵士も見える。


 なんか映画のロケセットみたいだな。撮影スタッフが近くにいるかも?



 しかし、背中の小さい女の子の頬が熱いぞ、連也は歩くスピードを早めた。



 この子達のご両親に引き渡したら僕の役割は終わりだと・・


 連也は余計な事を考えるのを止めた。



「誰か! 」



 誰何した槍を構えた兵士が近ずいてきた。関所みたいな砦か・・


 姉らしき少女が木立の陰から満月の月明りの中に姿を見せると兵士は



「おお、これは甲斐姫様かいひめさま! お帰りなさいませ」


 と兵士がお辞儀をした。



「巻が怪我をしたので、急いで門を開けて下され」


 と少女は兵士に指示を出した。



 開いた門中に連也は入り、中の陣屋に巻と呼ばれた少女を背負いながら運び込んだ。


 取りあえず怪我をした少女を寝床に寝かすことが出来た。ホッ



 白髪の武将と甲斐姫と呼ばれた少女が、囲炉裏で向い合せの円座の上に座っている。


 連也も招かれて囲炉裏傍の二人の横に有った空きの円座の上に座った。



「巻姫様は、今手当をしてますが、誰が襲ったのでしょうか? 」



「巻は妾との狩りの途中で乱波に刺されたのです、護衛の者も二名死にました」



「くっ、無念です、姫はどこの乱波と見ましたか? 」



「おそらくは豊臣方の乱波ではないかと存じます」



「うむ・・してこのお方はどのような? 」



「途中から怪我をした巻を運ぶのを助けて頂きました」



「それはかたじけない。しかしながら見かけぬ服ですな」



 いぶかしげな眼差しで砦の侍達が連也の制服をジロジロ見た。


 ・・・いやいや見なくていいから、後で剣道着と着替えよう。



「父上も手勢を率いて小田原に詰めているし、城は叔父上が固めておられる。だがあの乱波は執念深い、今夜遅く砦に襲撃してくると見た方がよいぞ」



「それがしは、兵に要所への手配りを命じましょう」


「後、左門は妾に薙刀を持て、今度こそ返り討ちにしてくれよう! 」



 甲斐姫が連也の方に体を向けて。


「そなたには巻を運ぶのを助けて頂き、有難く思っている」


 と甲斐姫は連也に軽く頭を下げて言った。



「僕の名前は千葉連也といいます。もう橋まで戻るのは無理みたいですね」


「連也殿には今夜の戦に巻き込み申し訳ない、護身用に妾の脇差を使うがよい」


 連也の目を見て、甲斐姫は微笑みながら自分の脇差を手渡ししてくれた。



 ・・・マジすか、本物の刀剣だなんて持つだけでも胸がドキドキすんな


 え~オイ相手を殺したら殺人罪になるんかな?緊張してきたぞ



 甲斐姫から手渡しされた脇差を革ベルト左側に挟むと、抜くと危ないので板の間から広い土間に降りて充分に離れてから刀身を抜いた。



 囲炉裏灯で見る脇差は1尺8寸の無反りで身幅広く重ね厚い無銘の大脇差だった。


 刃先の帽子からはばきまで青白く澄んだ刀身はすごく切れそうだった。


 女性らしくおしどりが透かし彫のつばだ。鮫皮の柄を握ると抜き身で1kg程度に感じる。



 稽古どうり敵に入り身して面打ち・胴突・小手打ち動作を素早く繰り返した。


 本身の刀身が空気を切り裂く笛音で、すごく気分が高揚してきた。



 フッと目を甲斐姫達の方に戻すと、全員呆然と連也を眺めていた。


 ・・・なんかいけないことしたか?



「連也殿がこれほどの手練れとは存じあげなかった」


 甲斐姫が言った。


 ・・・短剣道部顧問のシゴキのおかげです ハイ! 刀身を鞘に戻した。



「連也殿には病床の巻姫様の護衛を是非お願いしたい、


 さすればわれらは後顧の憂いなく敵と戦いもうす」


 吉羽左門と名乗る老将が連也に言った。



 ・・・ これは甲斐姫との距離を縮める良いチャンスだ、やるしかない!


「もちろん僕も巻姫様の護衛をお手伝いいたしましょう」


 と連也は胸を張り言った。



 空き部屋を借りて制服を脱ぎバッグの中の剣道衣・袴・帯を手早く着替えた。


 吉羽左門さんは、僕が千葉姓を名乗るととたんに好意的な態度になり、着替えの部屋も手配してくれた。意味がわからん?



 武将吉羽左門さんの指示のもとに、巻姫寝室の縁側の前で庭に向かい立った。


 5人ほどの若侍も巻姫の警護役で、槍を手に部屋前の庭に立つ。




 ・・・剣は瞬速! ここからは気持ちを集中して行かないと遅れをとる。



 甲斐姫の脇差を帯の左腰に差し込み下げ緒を帯に巻き付ける。


 すでに深夜だ、長い夜になるな。


 雨雲が出てきた。霧雨が降り始めた。・・・まずいな音が消える。



 陣屋が本陣になっており、灯りが寝室から庭先にわずかに漏れていた。



 砦の要所々に警備の兵が篝火かがりびのそばで見張りをしている。


 砦に何人いるのかな、先ほどの話だと本隊は出払っているみたいだ。



 ふぁ~と白い霧みたいなものが庭先に広がってきた。


 警備兵の動きが止まっている。庭の篝火も次々と消え始めている。


 霧は薬草の匂いがする。眠気が襲う・・庭先に暗がりが広がってきた。



 ・・・連也の剣士としての本能が異常を知らしている。


 ゆっりと左手を鯉口に懸けて庭をにらむ、くるぞ。



 シュとなにかが飛来したので抜き打ちに切り捨てた。


 みると黒く塗られた短い矢であった。


 “シュワッ”


 突然、篝火で硝薬の発火音と白煙が吹きあがり20名程の黒装束の人影が


 白刃を煌かせ陣屋めがけて殺到して来た。



 各所で怒号と武器の撃ち合う音が上がり、黒影がいきなり構える連也めがけ白刃で切りつけてきた。



 無意識に白刃を避けて入り身になり相手の利き腕を左手で取り右手で相手の脇腹を胴突していた。



 だが意外にも黒影の感触は鎖帷子を着込んでいるらしく、低い呻きと共に後方に引き下がった。これは防具外へ打突か斬り落とししか効かないと判断した。



 陣屋の巻姫寝室の縁側に襲撃側を寄せ付けなければ、人数ではこちら側が何倍も多そうだった。



 時間をしのげばいい、それからは寄せ手には小手先切り落し・内股への打突で戦闘力を削ぐのに専念した。喉突きも鎖頭巾でダメだった。



 何度か近くから手裏剣も投げられたが投てき動作が分かり躱すことは出来た。



 巻姫寝室前の庭で次々と斬りかかる乱波7人を小半時程かけて対戦した。



 首領らしい人影が発煙弾を投げると寄せ手は潮の引くように引き上げていった。


 集団の統制が取れているな。甲賀かな



「怪我人を介抱せよ。柵などの被害状況を調べよ! 」


 左門さんの声で兵士達に下知が響いた。



 ・・・短剣道は乱戦にはピッタリでした。相手も間合いの短い忍刀だったしね、


 とにかく、お疲れさん。眠い・・・薙刀などの長物対策も研究しないと ファ~



◇◆◇



 嵐のような乱波の襲撃後、夜が明けて砦は通常の警備体制に戻った。


 陣屋前の庭には血痕跡や指らしき肉片などの敵の遺留物が散らばっていた。



「連也殿が巻を守って頂いたので、妾は存分に敵の首を上げることが出来た。有り難いことだ。これほどの手柄は父上にも話さねばなるまい、妾たちと共に忍城おしじょうまで同道願えまいか」


 甲斐姫が連也に言った。



「巻姫様の容態が回復したら、連也殿には姫君様たちの護衛を兼ねてお城まで同道していただければと存ずる」 


 左門さんも重ねて連也に言った。



 ・・・ これは甲斐姫との距離を一段と縮めるビックチャンスだ!


「むろん、喜んで甲斐姫様と忍城まで同道いたします」


 と連也は胸を張り答えた。



 ここは連也のいた世界と異なり、まだ戦乱の世界だった。



 ・・・巻姫の肩の容態も順調に回復している。


 話し声から巻姫の性格は明るく活発な少女に感じる。癒し系か・・


 甲斐姫の性格は決断力に富み意思が強く行動力は十分にある。


 やはり乱世にリーダーとして生きる女性だ。



 昼間は武将も兵も弓矢・薙刀・槍・剣・馬等の稽古や武具の手入れに余念がない。


 砦だから常在戦場の雰囲気だ。



 しかし巻姫が乗馬できるようになれば忍城に出発だ。



 訓練を見ていると甲斐姫は弓矢・薙刀・乗馬に時間を割いている。実戦派だね・・


 後世のイメージと異なりお姫様でも活発に戦闘訓練をしている。本気度がすげぇ~



 戦に敗れれば領地、家臣、全てを失うから当たり前か・・現代人のが甘いかも



 数日して巻姫も手傷も癒え乗馬できるようになり、左門さんから移動が告げられた。


 甲斐姫・巻姫と警護の侍と僕の20人程度が城への移動メンバーだ。



 空は晴れている。移動メンバーは全員、砦から辰の刻で出発だ。


 砦の守り手、武将の左門さんは残る。




「連也殿、では忍城に参ろうぞ」


「はい」


 僕と侍たちは姫たちの馬のそばで警護を兼ねた徒歩だ。



「連也殿はどちらの世界からこちらに参られたのじゃ? 」


 甲斐姫はわらって、連也の目をのぞくように、馬上から話かけた。



「この世界から遠く離れた世界からきました」



「異様な風ていであったので異国の人かと思ったわ」


 ・・・外国人と思ってたなんてショック! 



「しかしながら連也殿の小太刀はすごいな、どこで修業したのじゃ? 」



「小太刀だけを教える流派の道場がありまして、そこで修業しました」



「さようか、一度妾の薙刀との立ち会いを所望する! 」



「はい、でもとても甲斐姫様の薙刀の間合いには入れません」



「なるほど、でも、一度は立ち会ってみようぞ、よい経験じゃ」


 甲斐姫は馬上で豪快にわらった。



 ・・・負けない自信はおありのようで 



 昼頃、途中の村で休憩にした。巻姫のためにも無理はしない行程を取っている。


 早朝に砦を出発して夕刻近くには忍城に入城予定だ。



 この村での間食として山菜と粟の雑炊がでた。



 だんだんと連也もこの戦乱の世界に順応してきた気がする。


 この世界は1日生き延びるのが厳しい時代だったんだ。


 納得している自分がいる。



 時空移転して、現代に戻れる条件てなんだろうかな?


 でも、この世界にきた時の条件を再現すれば戻れるはずだ!


 たぶん十五夜の日、夜の10時頃、あの橋が再現条件になる時間扉だ。


 古来、神隠しのたぐいはこの様な時空のねじれが鍵になるのかも。



 夕方近く申の刻には忍城曲輪群の橋々を通り抜け二の丸に入れました。


 もちろん、甲斐姫に借りた脇差はお返ししました。



 二の丸屋敷内で改めて甲斐姫・巻姫と僕とが当代忍城城主成田氏長様に


 重臣の居並ぶ大座敷内にて拝謁できた。



 甲斐姫からは巻姫が怪我した事情や昨夜の豊臣方の来襲などの説明があった。



 平伏してから顔を上げると、氏長うじなが様は面長な温和な容貌であったが、


 目は鋭く相手の心底を見抜くように光っていた。



 戦国大名は信長もそうであったが家督相続で実弟と争ったこともある。


 大名って家臣団を養う責任もあり大変な仕事ですね。



「連也とやら、甲斐姫と巻姫を助けて頂き有難く思う、小太刀の腕前もなかなかなものと聞く。どうだ当家に仕官する気持ちはあるか」



 ・・・ ちっと無理!高校は卒業したいしな。


「お気持ちは有難く頂きますが、いまだ学業の途中でもありますので」



「左様か、では姫たちを助けてくれた恩人じゃ、礼として余の脇差を贈ろう。しばらく当家で兵法指南役として侍達に小太刀を教授してくれると助かる」



「はっ、有難く頂戴いたします」



 ・・・やった~ 本物の脇差をゲット! えっ、僕は兵法指南役になったの?



 当分、兵法指南役を勤めながら、暦と十五夜関連の資料をそれとなく調べていこう。

 




◇◇◇◇◇◇◇





高校一年生千葉連也15歳は部活が終っての帰宅途中で出会った少女に


一目惚れで恋におちたが、そのお相手は戦国時代のお姫様だったなんてぇ~


初恋の行方はどうなるの!さあ今、幕が上がります・・



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