表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/22

第四話:覚醒(1)

まずは、更新が遅れたことを謝ります。すいません!!

家族と旅行に行っていたんです。そして帰ってきた後も、親父が家に1台しかないパソコンを3日ぐらい占領してしたのが原因です。

まぁ、この小説に期待している人なんかいないと思いますが…

そんなこんなの第四話、期待を全く持たずに読んでみてください。

それから俺ら3人は、俺が作った朝飯を食いながら、今の状況について話した。しかし、事実上話し合っていたのは刹那と俺の2人だった。その間中、幸は100万ドルの笑顔で俺のことを見つめていたが、そこは完璧にスルーした。



何でその食卓での話し合いの内容を具体的に書かないのか、だって?




「だって、このままのペースで執筆してたら、楽しみにしていた学校内での出来事etc…を書くのが10話ぐらいからになっちゃうんだもんっ!!」




と、クソ作者が言ってたぞ。

自業自得だろ! と思ったあなた!!! もっと言ってやってくれ……




そんなこんなで俺は今、学校への支度を終えて玄関で靴を履いている。


どうせ幸とデレデレで一緒に登校するんだろ? と想像したあなた!! 残念でした〜


なぜなら10分前ぐらいに、




「ボク、先生といろいろ話をしなくちゃいけないから、少し早く行かなくちゃ!! 一緒に行けなくてゴメンネっ! でも明日からはちゃんとラブラブで登校できるからねっ」




とかなんとか言って家を出ていったんだ。最後の一言なんなんだよ…


まぁ、そんなことがなくても、異性との交遊が妹以外とあんまりなかった俺にとっちゃ、あんな美少女と一緒に登校なんてことできねぇよ。ヘタレだな…自分でも思うよ……





靴を履き終えた俺は、最後に靴箱の上に置いてあったメガネをかける。




「よし…準備完了!」




実を言うとこのメガネは度が入っていない。要は伊達メガネなんだ。


学校で目立ちたくない俺は、このメガネで存在を薄くしている。でも、これが原因でいじめられてるんだけどな…


さらにカミングアウトすると、俺は3つの人格を切り替えて生活をしている。それにはこのメガネも関係している。


家では、やさしいお兄ちゃん人格。メガネをかけると、根暗なオタク人格。そして、家の中以外でメガネを外すと・・・まだ、外したことないからわからないやっ……





家から学校までは、高層ビルが立ち並ぶ駅前通りを歩いて行く。




「金くれよ〜生徒会長さん〜」




ふと、路地裏から声がした。


4人の男が1人の女性を囲んでいる。


朝っぱらからカツアゲかよ、なんて思いながら通り過ぎようとする。




『助けたいのはやまやまなんだけど…やっぱり痛いのは嫌だからね。あとでケータイで警察に通報でもして……んっ!?』




通り過ぎようとしたのだが、さっきの一言に立ち止まってしまった。




「生徒会長…!?」




ここら辺にある学校といえば中高合わせても、俺の通っている私立 朝清あさしん高校、略してアサコウしかありえない。


その学校の生徒会長といえば……


案の定、そこにはアサコウの制服を着て、腰まで下ろした栗色のサラサラの長い髪をしたスレンダーボディの女性が壁際に追い詰められていた。


確か名前は・・・西園寺さいおんじ 紫苑しおん・・・だったっけな?


容姿端麗・成績優秀・スポーツ万能の3拍子がそろった完璧超人だと聞いている。そして、たしかクォーターで瞳が蒼かったと思う。


彼女との縁がまったくと言っていいほど無い俺には情報が少ないのさ…



彼女が、さっきからその状況を見ていた俺に気づいたようで、俺を見てくる。確かに瞳が蒼かった。すごく澄んだきれいな蒼だ。




『助けて!!』




声を聞かなくてもわかった。



俺は彼女を助けることにし、通学鞄を地面に置いた。頼まれたら断れない性格は、どの人格でも健在だ。(さっき見捨てて通り過ぎようとしたことは事故ってことでっ!)


しかし、根暗オタクのこの人格では助けることなんてまず無理だ。かといって、やさしいお兄ちゃん人格は、家の中でないとなれない。でも、メガネを外してなれる人格について、俺はまだ何も分かっていない。




『考えてる場合じゃない!早く彼女を助けなきゃ!え〜い、一か八かだ!!!』




しばらく考えた後、俺は決心してメガネを外した。


ドクンッ




「さぁ、始めようか。ヒーローは柄じゃねぇんだけどな・・・」




新しい人格を有した俺は、男たちに向って歩き出した。

栄太の第三の人格が覚醒!

次話ではその人格の詳細を書いていきたいと思っている次第です。ですが、過度な期待はご遠慮ください。


それでは、第四話を読んでくださった読者の皆様への無上の感謝を、次回まで。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ネット小説 ランキング>恋愛コミカル(PG12)部門>「マサ男が好き!?」に投票 「この作品」が気に入ったらクリックして「ネット小説ランキングに投票する」を押し、投票してください。(月1回)
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ