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第十九話:誘拐

みなさん、おはこんばんちわ。


ダメ作者こと、nesiyです。



このたび、真に勝手ながら作者名を変更させていただきました。ご了承ください。


そして、長期にわたって更新をしなかったことについて深くお詫び申し上げます。



さて、どうでもいいような前書きはこのぐらいに。


期待をサンタクロースからのプレゼントをもらう靴下につめたら、本文へどうぞ。

「マジかよ…」




小さな怪力女の子に引っ張られて店外へ出ると、すぐ向かいの車道に車が停まっていた。


その車は見るからに高級でピカピカに磨きあげられていた。


そして、車の前(横?)にはスーツを着て眼鏡をかけた白髪の見るからに優しそうなおじいさんが笑顔を浮かべながら姿勢よく立っていた。


おじいさんと目が合うと会釈をされた。慌てて俺も軽く会釈を返す。




「何やってんのよ? ほら、行くわよ」




彼女は俺の意思などお構いなしに、またとんでもない力で引っ張り始めた。


どんどんと高級車へと近づいていく。


なぜかおじいさんが後部座席のドアを開けて待っている。


俺はわけがわからない。




「ほら、乗って」




どうやら、これは彼女の家のものらしい。




「どうぞ」


「あ、はい。ありがとうございます」




おじいさんも俺を乗るように促した。




「ほら、そっちに詰めてよ」




状況を理解できないまま車に乗せられた俺に彼女はそう声をかけると、俺のことを押しながら隣に乗り込んできた。




「出して」


「かしこまりました」




彼女が乗った後、おじいさんがいつのまにやら運転席へと移動していた。


もう、俺の物事を理解するためのキャパシティ(容量)を超えている。



落ち着きを取り戻すために、ちょっと今起こっていることを整理してみよう。



球技大会が終わった後、ギンジの奢りで幸とアリスと一緒にワクドナルドに来て、しばらくしたら今隣に座っている女の子が表れて、その小さな体からを想像もできない力で俺を誘拐。


されるがままに外に出ると、優しそうなおじいさんと高級車があって、それにわけのわからないまま乗せられた、と。



………


ないないない。


この平和なご時世に誘拐? ありえないだろ。


いや、ありえない話ではないのだが、実に平凡な家庭に育った俺を誘拐するメリットはどこにもないことを考えると、やはり起こり得ない話だ。


逆に、隣にいる彼女のほうこそ誘拐される側なのではないだろうか?



ん? 彼女?


そういえば、俺は彼女のことをよく知らない。知っているとしてもせいぜい“小さい”、“怪力”くらいなものだ。


この際開き直って彼女を観察してみることにした。


この小さい女の子と優しそうなおじいさんの2人組に危険性はないと判断したからだ(怪力は…)。


じろじろと見て怪しまれるのは気がひけたので、ちらちら横眼でみることにした(こちらも十分怪しいという考えは浮かばなかった)。




第一印象、小さい。


今は2人とも座っているから正確にはわからないが、座っている状態だと俺の胸辺りが彼女を頭の先だ。

もしかしなくても、確実に幸より小さい。


髪は、少しライトブラウンがかった黒でウェーブのかかったロングヘアー。


目つきは少し悪い。もしかしたら普段からそうなのかもしてない。



なかなかの美少女だ。


たとえるなら“お人形さん”だ。身長が小さいことがそれを一層印象深くさせる。




「……何よ? 私の顔に何かついてるわけ?」




彼女が前を向いたままムスッとした口調で言った。




「大丈夫よ。あなたをどうこうしようってわけじゃないから安心して」




あいかわらず彼女は前を向いたままだったが、さきほどとは裏腹にその言葉には包み込むような優しさ

が含まれている気がした。



今ので確信した。


こいつは悪い奴じゃない。


こんな簡単に人を誘拐(?)した奴を信じるのはどうかとは思うが、仕様がない。


そんな心を取り払うには十二分の彼女の優しさに触れてしまったから。



今まで前を向いたままだった彼女がいきなりこちらに向き直って言った




「なんであのとき…私に話しかけたの?」




は?


何をおっしゃっているんだ、このお人形さんは?




「何よ、その“?”な顔は?」




いや、そんなこと言われても知らないものは知らないし、わからないことはわからない。




「…もしかして……知らない女の子に誘拐されてる心持だった…ってわけじゃないわよね?」




肯定だ。


言葉にはしなかったが、体は正直なもので、いたるところから冷や汗が出てきた。




「あきれた…よくそれでついてきたわね?」




自分の意思でついてきたわけではありません。あなたがほぼ強制的に連行したのです。




「ほんとに覚えてないの? ほら、球技大会が終わった後……………」




彼女の言葉とともに自分の記憶を引っ張り出す。

どうでしたでしょうか?


18話までよりも今回はいいかげんな文章?になっている気がいたします。


原因は自分でもよくわかりません。


小説を書くことへの情熱がなくn……そんなわけがない!


現にマサ男の他の小説のアイディアも3つくらい浮かんでおります。


そのひとつを近日中に投稿したいと考えております(題名は考え中)。


あくまで、きまぐれ作者の“~したい”なので、小説の内容も投稿の真偽も期待しないで待っていただければ幸いです。



今回もこのあたりでキーボードから手をひかせていただきます。(何か重要なことを書き忘れている気がする……)


それでは、第十九話を読んでくださった皆様への無上の感謝を、次話まで。


……あ! メリークリスマス!(忘れてたこと)


追記:新シリーズ第一段「空、輝くとともに」を投稿いたしました。そちらのほうもよろしくおねがいします。

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