第一話:衝撃
ピピピピピ…
今の時刻は7時。ケータイのアラームが2階の俺の部屋に鳴り響いている。俺はそれを止めると起き上がろうとする。
「ふぁ〜…っ! 重い!?」
起きられない。腹のあたりが重い。
風邪をひいたときのような、あの体のだるさとは違う。単純に重い。何かがそこに乗っかっている。
俺は掛け布団を持ち上げて、中を見ることにした。
バサッ……バサッ
俺はすぐに、持ち上げた布団をまたかぶせる。
なぜかって?だってそこにはアリエナイものがあったんだ。いや、居たんだ。
俺は気持ちを落ち着かせると、意を決して掛け布団をつかむ。
「3…2…1…」
バサッ!!
やっぱり居た。見間違えではなかったようだ。
「すぴ〜…すぴ〜…」
そこには1人の女の子がパジャマ姿で猫のように丸まって俺の腹の上に乗っかっていた。
その状況が全く理解できない俺は、とりあえずその女の子を起こすことにした。
「あの〜…起きてもらえるかな?」
反応がない。もう1回。今度はさっきよりちょっと大きな声で…
「起きてもらえる??」
かすかにもぞもぞと動いた。『起きる!』と思ったが、その女の子はまた、一定のリズムで寝息をたてながら眠りについた。
これには、さすがの俺もキレて…
「起きろってんだ!! このやろ〜!!!」
俺はその女の子の耳元で、叫びに近い声で言った。
するとその女の子は、アニメのキャラクターのように飛び跳ねた。そーとー驚いたんだな…
無事着地すると、寝ぼけ眼を手でこすりながら俺のことを見てくる。
『かわいい!!』
改めてその娘のことを見ると、そう思ってしまった。
150センチぐらいの身長。ボーイッシュな感じに切られた短めの髪。そして、見つめていると吸い込まれる錯覚を起こしてしまいそうな大きな目。
『いかんいかん!!』俺はそう思うと、首をブンブンと横にふった。すこしクラクラしたが、おかげで落ち着いた。
そして俺は、さっきから思ってたことを質問してみた。
「んで・…君は誰??」
すると、無邪気な笑顔で目の前の女の子は言った。
「ボクね〜栄太さんのお嫁さんになるんだよ〜」
…………
「なに〜〜〜〜!?!?!?!?!?」
やっとこさヒロインの登場です。
このまま期待せずに読んでみてください。




