第十一話:選択
お久しぶりです。
皆さんお馴染み、ダメ作者こと秀空です。
まずは謝ります。
次話投稿が遅れてしまいすいませんでした。
えっと、ユニークアクセス数がなんと10000を超えていました。
これは…えーと…少し期待されていると思ったほうがいいのでしょうか?
えっ?そんなことあるわけないじゃん?
……そんなこんなの十一話。この作品を読むにあたって期待はNGです、ご了承ください。
それでは、期待を近所のゴミ捨て場においてきた人は、本文へどうぞ。
さてさて、時が経って今は6月。(てか経ち過ぎでしょ!! おい、クソ作者! 手抜きすんじゃねぇ!!!)
…ってのは、置いといて
「はーい、じゃあ球技大会の競技の振り分けを決めたいと思います」
黒板の前で女子の学級委員が結構大きな声で発表した。
そう。球技大会があと2週間と迫っているのだ。
アサコウの球技大会…いや、全学校行事は馬鹿みたいに盛大なのだ。
なんだって、近所の2つの大富豪の当主がどちらもアサコウの卒業生で、毎年有り余るぐらいの寄付金を送ってくるらしい。
そんなわけで球技大会が開かれるのだが、種目は男子がサッカーとバスケ、女子はバレーとソフトボール、そして男女共通のテニスは希望者のみの参加だ。
どの競技もトーナメントのクラス対抗戦で、総合1位のクラスには“夏休みの宿題減少”という、かなり魅力的なボーナスがある。どうせなら“免除”とかにしてほしいよね・・・
「まず、テニス参加の希望者は手を挙げてくださ〜い」
その声の後、ちらほらと手が挙がった。
俺は手を挙げない。別に運動が苦手なわけじゃないが、ただ面倒くさいと思ったのだ。
んっ?
1人が、自分の存在をアピールするようにハイハイハーイ! と立ち上がりながら一生懸命手を挙げている。
その手の主は幸だった。
「分かった、分かったから座っていいよ、さっちゃん」
学級委員がなだめるように言ってから黒板に“藍沢”と書くと、幸はそれに満足したように腰を下ろした。
あれからというもの、幸とアリスはすっかりこのクラスに馴染み、ニックネームで呼ばれるまでになった。
それから同様に、学級委員がすらすらと手を挙げている希望者の名前を書き終わると、こちらを振り向き問うた。
「次は男子についてね。じゃあサッカー希望のヒト〜」
男女ともに、テニス以外の2つの競技のどちらかには絶対に参加しなければいけない。
俺は別にどちらでもいいのだが、一応アイツに聞いておこう。
(ギンジはどうする?)
(んっ? 俺は当然バスケだぜ!!)
(だよな〜)
ギンジは高い身長を生かして、小・中とバスケ部に入っていた。当然高校でもバスケ部に入り、今や主将として部員達を引っ張っている。
そのことにギンジの御祖父ちゃんが少し残念がっているらしい。どうやらギンジにも柔道をやってほしかったらしい。
普通、球技大会では大会競技の部活に所属している人は、その競技に参加できないのが原則らしいが、この学校ではそのルールが無い。そのかわり、バスケ競技に参加しているバスケ部員は“2ファール退場”という付け足しルールが与えられる。
「じゃあ残った人はバスケ希望ってことね〜」
いつのまにやらサッカー希望者の集計は終わっていたらしい。
てことは、俺は強制的にバスケに参加か・・・まぁ別にいいんだけど。
「最後に女子!バレー希望のヒト〜」
周りを見てみると、幸がまた立ち上がって元気に手を挙げている。
学級委員はたじたじである。
アリスはというと…挙げていない。ソフトボール希望のようだ。
かくして、参加競技が決まった俺たち。
それからの2週間は地獄だった。
毎日放課後に練習をするのだが、かなり気合の入っているギンジに触発されて、他のバスケ希望者までもが結構気合を入れて練習した。
俺もそれに乗せられて、毎日汗だくになって練習した。筋肉痛に泣かされたのも何日かあった。
そうしてむかえた球技大会当日。
だだっ広い校庭で行われた開会式の後、全校生徒が自分たちの競技が行われる場所に向かってぞろぞろ歩き出した。
俺もギンジと一緒に体育館へと急いだ。
えーと…なんも言えねぇ〜……
…すいません!!! つまんなくてすいません!!!!!
……それでは、第十一話を読んでくださった読者の皆様への無上の感謝を、次回まで。