第八話:最悪
おひさしぶりです。
学校ではテスト・テスト・テスト!!!!
秀空を精神崩壊に陥れたいんですか!?!?
…コホンっ。すいません、取り乱しました。
このままいくと、もしかしたら土・日のどちらかでの週1更新になるかもしれません。たまに暇な日があったら平日でも1回更新とかもあるかもです…
すいません。予想以上に受験生は忙しいです…
精神崩壊寸前のダメ作者が書いた第八話。まったくもって期待のできない感じになっております。
おっ!? 冷静でいられるぞ!! この状況で冷静にいられるぞ!!!
そーか! 幸と紫苑のおかげ(?)でこーゆうことに抵抗がついたんだ!!
…そんなことどーでもいいや……
やっぱり俺の中から疑問は消えない。
『会いたかった』
俺と前に会ってるのか!?
確かに最初に見たとき『どっかでみたような・・・』とか思ったけどさ……
すぐに返事を返してこないことに疑問を持ったのか、金髪美女が俺の胸に埋めていた顔を起こした。
俺のほうが背が高いから自然と金髪美女は上目使いで俺を見ることになる。もしかしたら意図的かもしれないのだが……
可愛い。すごく可愛い。
こんな状態でも相手のことを可愛いと思ってしまうのは悲しき男の性かな……
「なに〜? 私のことわすれてもーたん??」
俺の疑問に思ってることに気づいたのか、金髪美女が俺に問うてきた。
「「「「「関西弁!?」」」」」
クラス中から驚きの声が上がった。今度はむさい男どもだけではなく女子の声もちらほら聞こえた。
『おぉ! このクラスけっこう団結力あんじゃね?』
…とかはどーでもいいから、俺はこの状況をさっさと抜け出したい。
「すまん。忘れてる…んだと思う。どこで会ったか言ってもらえるかな??」
「やっぱり忘れてもーたんかっ。ほらっ、去年ハワイで会ったやろ?」
確かに去年は家族旅行でハワイに行った。
ハワイ旅行と言い、世界一周旅行と言い…平平凡凡であるはずの俺の家にそんな財産どこにあったんだ?
…まぁそんなことは置いといて……
ハワイ旅行で会った奴っていったら………まさかっ!?
「お、お前…アリスか!?」
「せや! やっと思い出したんかいな〜」
「なっ!?マジかよ…」
アリスってのはハワイ旅行の時に、今朝の生徒会長のように俺が助けてやった奴のことだ。
その後、なぜか俺たちの家族旅行についてきてガイドさんみたいなことしてたっけ。
んで、旅行最終日には空港にまでついてきて、搭乗口前で俺の頬にキスしやがったっけ。なんだったんだよ、あれ…
目の前の金髪美女が誰なのかは分かった。だけど、なんで…なんで……
「なんでお前がここにいるんだ!?!?!?」
「エイタに会いにきた!! とかロマンティックな展開やないで? 留学やで、りゅ・う・が・く〜」
アリスが笑顔で答えた。
「はぁ〜、留学ですか…じゃあ、なんでまだ俺に抱きついてる必要があるんだ?」
だってほら…周りの視線が痛いじゃん、特に男子の……
うわっ! 教卓の前で幸が鬼のような形相でこっちのこと見てるんですけど!!!!幸の周りに負のオーラが見える……
恐ぇ〜よ〜! 誰か助けてよ〜!!
「私もビックリしたで? 留学先の高校にエイタがいるんやもん!! やっぱし私とエイタは運命の赤い糸でつながっとるんやな〜」
「分かった! 分かったから早く放せ!!」
「イヤや! もう放れへんもん!!」
アリスはそう言うと、さらにギュッと強く抱きついてくる。
『おい〜!! いい加減にしろ!!!!』
ほら後ろ見ろって!! 幸…いや、鬼がいる…鬼がいる〜!!!!!
…俺の人生…ここでお終いなのかなぁ……
「はいはい、そこまでにしとけよ〜。あとちょっとで始業式始まるんだからな〜。2人の自己紹介とかは5時間目のLHRでやるからな〜。ほらっ、さっさと廊下に並べ〜」
ミッキーがその場の雰囲気を断ち切るように言った。
すると、クラスメイト達がぞろぞろと廊下に出ていく。その中には鬼…ではなく幸が混じっていた。
「ちっ。邪魔が入ったか…」
アリスも、ぶつぶつ言いながら人波に紛れていった。
ふ〜助かったぁ……
「朝からとんだ災難だったな」
肩をポンっと叩かれたので後ろを振り返ってみると、そこにはギンジがいた。
「あぁ…最悪だ……」
そう言って、俺とギンジも廊下に並びに向かう。
しっかしまぁ、ミッキー…あんたは俺の中で、“今1番ありがとうを言いたい人”になったよ。
ありがとう!!! マジで!!!!!
アリス登場!!
そういえば、ユニークアクセス数が5000を突破していました。
それもこれも、読者様のお陰です、感謝感激雨あられです!!
それでは、第八話を読んでくださった読者の皆様への無上の感謝を、次回まで。