プロローグ
「ねぇ龍也.....」
「なに!?■■■■!傷が酷いんだから喋ったら...」
周りには草一本すらない更地に一組の男女の姿があっ
女性は、歳は見た目20歳ぐらい。月の光を受けてキラキラと輝く長い銀色の髪が美しく、視るものを虜にしてしまいそうな妖美なプロポーションである。しかし、今は、腹部に何かで刺された傷があり、大量に出血している。
男性のほうは、まだ少し幼さを残した13歳ぐらいの少年。服はぼろぼろだが大した傷はなく、女性に応急処置をしようとしていた。
「いいの...自分のことは...自分で判るわ...もう、そんなに長くは...クッ!」
「そんなことない!きっと大丈夫だから!また二人でバカ騒ぎしよう!だから、だから...」
そう言うと少年は泣き崩れた。そして、少年の頭を女性が優しくなでる。
「ありがとう...けどこれだけの深手...もう...どうしようもないわ...」
「グスッ...ねぇ本当にどうしようもないの...?■■■■は◆◆◆なんでしょう?」
「ええ...本当に「嘘だ!」!?」
少年がいきなり大声を出したため女性は驚いていた。
「僕、知ってるんだよ。僕が■■■■と同じに、◆◆◆になればいいんだって!」
「!けど...それをしたら龍也は...」
「■■■■と一緒にいれるなら、僕はどんな風になってもいい!だから、お願い...■■■■...死なないで」
「...わかったわ。けど、これだけ傷が深いと...どちらにしてもこの体は保たないわ...」
「そんな!」
「話しは、最後まで聞きなさい...これから私と龍也を融合します。けど...これは禁術中の禁術...どのようになるかは正直解らないわ...けど上手くいけば私と龍也は永遠に一緒...それでもいい?」
「いいよ!■■■■とずっと一緒にいれるなら!」
「...本当「いいよ!」...解ったわ...それじゃあ上手くいったら...また、騒ぎましょう」
「大丈夫だよ。失敗しても二人であの世にいくかもしれないし」
「フフフ...そうね。それじゃあお休み...私の愛しい龍也...」
「おやすみ...■■■■」
そして女性は少年にキスをすると牙を出し、少年の首筋を噛んだ。すると、二人から光が発せられあたり一帯に優しく広がっていった。
to be continued.....
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